ダーティーホーのフック加工の重要性について
以前ご紹介させて頂いたフックの加工方法です。
ダーティーホーの産みの親であるジェリー フレンチさんが、加工したフックを
サンスイの佐藤さんから頂いたものです。
Gamakatsu B10Sフックを加工してダーティーホーに取り付けてます。
http://blogs.yahoo.co.jp/fuji_h_4764/10067076.html
最近は、様々なフックをダーティーホーに取り付けていらっしゃる方も
多いです。
私自身もB10S以外にがまかつの「管付チヌ針」を使ってます。
今回の釣行で、ニジマスが針にかかり?フライが魚に引っ張られたにも
関わらずフッキングせず、外れるという事象がおきました。
今一度、フックについて考察した結果を記載します。
結果から言うと、今回フックに魚がかからない事象が起こったのは、
管付チヌ針とB10Sでフックの加工を怠ったものであることはわかってます。
下記がフレンチさんが加工したB10Sの写真と加工前のB10Sの写真を
重ねて撮影したものです。(ティペットがついている方が加工後のフックです)
フレンチさんは、B10Sに2つの加工を施してます。
1.シャンクの途中でフックを曲げる
2.フックに捻りを入れる。
2の理由は、皆さんご存知だと思いますが、1に関しては、何故フックを
このように曲げるのか理解出来ていませんでした。
今回の釣行でフッキングしないという状況を鑑みて、再考察し、自分なりの
結論に達しました。
やはり、1の加工は必須のようです。
B10Sに何も加工せずに魚がフックにフッキングする際の想定写真です。
【フッキング前のスイング時】
【フッキング時(想定)】
ダーティーホーの場合、魚がフッキングする際に柔らかいPEラインの影響で
そのままB10Sフックを使うと、上記の写真のようにフックの先端が上を向くと
この状態は、岩や木に引っ掛かり、ゲイブが伸びてしまったフックを使うのと同じ状況です。
これが、今回、フッキングしなかった原因と考察しております。
それでは、加工したフックではどうなるのでしょうか?
下の写真がB10Sを加工して魚がフッキングする想定写真です。
【フッキング前のスイング時】
【フッキング(想定)】
アイ先はやや下を向いています。
フックの先端が、ラビットゾンカーとほぼ直線上にあることがわかります。
ダーティーホーのタイイングにしても、細かい点一つ一つにタイヤ―の
思いがあります。それを理解してタイイングしなければ、見た目は、
似たようなフライでもダーティーホーに非ずというフライになって
しまいます。
今回の実釣経験を踏まえ、あらためてフック加工の重要性を理解しました。
私自身、本流での釣行回数が少ないため、フィールドでの検証が圧倒的に不足してます。
まとめて、フック加工に取り掛かろうと思います(^^;
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