イントゥルーダーのタイイング(大きさと形状編)
ダーティーホーと比較し、釣り場でフライを付けるのが面倒!
ラビットゾンカーの動きの方が釣れそう!等々イントルーダーを
作らなくてなって久しいです(;^_^A
スカルピンタイプの釣果が思わしくなく…
仲野さんが釣ったニジマスも滞在先のホテルで巻かれた旅先用の
イントルーダーでした。
北海道滞在中に一緒に釣りをした仲間達からもイントルーダーの
成果を聞き、自身の中でもイントルーダーの再ブームが到来してます。
FBで知り合いの方数名からイントルーダーの巻き方のご質問を
受けました。
そう言えば、私のブログでイントルーダーの作り方!
一度も触れて無かったような…(^◇^;)
最近、ほとんど作っていないので、上手に作れるかわかりませんが、
今回はイントルーダーにフォーカスを当てて、大きさと形状編、
マテリアル編、マテリアルの使い方編、タイイング編と4回に分けて
イントルーダー特集を掲載します(^_-)-☆
そもそもダーティーホーとイントルーダーの実釣の違いとは…?
最大の違いはダーティーホーがキャストアウト後、スイングが始まってから
魚の反応があるのに対し、イントルーダーはキャストアウト後(フライ着水後)
すぐから魚の反応を得られるということでしょうか?
もしくは、汽水域での捕食活動を行うニジマス個体がいる晩秋から早春に
かけてのシーズンで、イントルーダーは、かなり威力を発揮するようです。
そして…
私自身!来年の早春にいよいよカナダのスチールヘッド、ウインターランに
挑戦しようと思ってます。
特にスキーナ水系では(場所にもよるとは思いますが…)
川の流れからイントルーダーの使う頻度が高いということで、
そろそろイントルーダーの作成に入ろうと思ってます。
イントルーダーの作成に入る前に、まずはスチールヘッド向けの
イントルーダーの大きさ、質感を吟味します。
今から3年前に入手したイントルーダーの生みの親♪
ジェリー フレンチさん本人が作成したやや大きめの
イントルーダーです(^_-)-☆
今でも色褪せないそのスタイル♪
さすがですね(^_-)-☆
これは、グラデーションを意識されたパターンだと思います。
頭側は、濃い目のナチュラル色!上部にはオーストリッチの黒を…
ICE DUB材を使い、頭側がキラキラと反射してます。
後側のかけてオレンジ色に、白色のアクセントが…(^_-)-☆
参考にさせて頂きたいカラーグラデーションです。
後方のショルダーステーションの上側に取り付けられている
白色のオーストリッチが良いんですよね(^_^)
そして、私が最も好きなカラーがこれです。
オレンジとピンクを貴重にしたカラーバリエーションが特徴です。
スチールヘッドは海からの遡上魚ですので、川に入ってすぐは、
色覚がありません。
カラーよりは、色のバリエーションとグラデーションが重要に
なってくるように思います。
スチールヘッド向けのイントルーダーの大きさは模倣させて
頂きます。
■全長(アイ先からマテリアルの最後尾まで):10cm
■シャンクの長さ:5.8cm
■後方のショルダーステーション
・オーストリッチの長さ:5cm
・オーストリッチの本数:左右8本
■前方のショルダーステーション
・オーストリッチの長さ:6cm
・グリズリーサドル(ネック)の長さ:6cm
・オーストリッチの本数:30本
■ショルダーとショルダーの間隔:5.5cm
この大きさが一つ目安になると思います。
そしてもう一つ!
今から2年前に入手した小さなイントルーダーです。
これもジェリーフレンチさんの作品です。
北海道のニジマスに最適な大きさのこのイントルーダーは、
■全長(アイ先からマテリアルの最後尾まで):8cm
■シャンクの長さ:5cm
■後方のショルダーステーション
・オーストリッチの長さ:5cm
・オーストリッチの本数:左右8本
■前方のショルダーステーション
・オーストリッチの長さ:5cm
・グリズリーサドル(ネック)の長さ:5cm
・オーストリッチの本数:24本
■ショルダーとショルダーの間隔:4.7cm
スチールヘッド用と比較し、見た目程マテリアルの長さが
変わらなかったのが驚きでした。
イントルーダーの大きさは、あくまでも1つの目安です。
実際には減水中でスプーキーな場合、コントラストがはっきりするような
黒を使う場合はやや小さめに、輪郭をぼやかす白や黄色は大きめに
巻いたりし、色によってマテリアルの長さを変えているようです。
どちらの色も非常に参考になるのですが、
ここ最近のジェリーフレンチさん、仲野さんのパターンを見ると
白をフライのどこかに使ったパターン!もしくは、白のグラデーションパターンが
非常に多いです。
これには2つの理由があるようです。
体がボロボロになり、白っぽくなったもの(ニジマスの最高の餌になるとか…)
を模倣したパターンのように白色自体を使うもの。
もう1つは、色のコントラストを表現するために、
例えば黒のオーストリッチのフライの輪郭をぼやかすため、
はらりと上から巻いたり、逆に黒を目立たせるために
反対色である白を下側に取り付けたり…
写真は、昨年のサンスイさんのイベントで展示されていた
ジェリーフレンチさんのパターンですが、白の使い方が
非常に参考になります。
以前は、サーモンフックを加工してイントルーダー用のシャンクを
作成するのが大変な作業だったのですが…
最近は、各サイズに応じてシャンクが販売されてます。
良い時代になったものです。
次回は、マテリアル編です。
ここ最近の米国のマテリアル事情もあり、色々と変わっているようです。
【追記】
※最近は、スチールヘッドの釣りでもシャンクの長さは、
4~5cm程のものを使うそうです。
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