Commando Headの修理 ♪
先週末は、ザイロンノット使ってCommando Headの修理と、
カナダ準備のためにシンクティップを作る準備してました。
ザイロンノットを使ったシンクティップの作り方は、
以前ブログで紹介しましたので、併せてご覧下さい。
北海道釣行の際に、02Xのティペットを使ってましたが、
岩に引っ掛かったフライを回収出来ず、ロッドとラインを平行にし、
リールを巻いてティペットを切るのですが、02Xともなると
ティペットがなかなか切れず、Commando Headのループが
切れそうになってしまいました(;^_^A
そこでザイロンノット使って補修します♪
さて、ザイロンノットの最大の強みは繊維の強度です。
ケブラー2倍の強度を持つザイロンノットですが、
ウィークポイントもあります。
ナイロン製と比較し収縮しないので、ライン、シンクティップの太さと
しっかりと合わせる必要があります。
ラインがループに通らなければNGですし、通した後にザイロンノットを
引っ張っても抜けないくらいの太さである必要があります。
今回購入してきたのが、ザイロンノットの70号というサイズで
先端の太いCommando Headには最適だと思います。
15号のケースとの比較写真です。
でかい…(;^_^A
太さ比較です。
後端のやや細い部分は50号の方が良いと思います。
作り方は上記に貼ったリンクを見て下さい。
長さのみ掲載します。
一マスが1cmですのでおおよその長さが判断出来ると思います。
ラインに被せるのは大体9cmくらいです。10cmを目安に考えれば良いかと
思います。
スレッドは、ラインの先端部分から1cmくらいのところと、
ザイロンノットの後端部分で固定します。
瞬間接着剤をスレッドに垂らす際は、必ずザイロンノットの後端側のみに
粘性低い、染み込みやすい瞬間接着剤を使って下さい。
アロンアルファ釣り用がお薦めです。
何故、ラインの先端側のスレッドに接着剤をつけないかというと、
ザイロンノットは引っ張られると、収縮しラインの表面にがっちりと食らい付く
のですがそれを阻害してしまいます。
それでは何故ラインの先端にスレッドを施すかというと、ザイロンノットが
急激に引っ張られた際に一気に後端のスレッド部分に力が加わるのを
防ぐためです。
スレッドを先端ではなく、ライン先端から1cmにしているのもこのためです。
先端を接着してしまうと、ザイロンノットが固まり、伸縮を阻害しますので
後端側のみ接着して下さい。
下の写真で言えば右側のスレッドを施している部分です。
今回スレッドする際に、強めにラインに食い込ませるようにする
ボビンと糸の挟む空間部分にタングステンコーンヘッドを
詰め込みました。
この後にザイロンノットに遠心知力を利用しスレッドを巻いて行きます。
写真は以前、シンクティップを作成した際に撮ったものですが、
こんな感じにラインを持ってグルグル巻きにします。
タングステンコーンヘッドが入ってますのでスレッドががっちりと
ラインに食い込んでくれます。
スレッドは強力なベネッキのウルトラストロングスレッドを使います。
スレッドをタイイングする状態でボビンホルダーを回転させると
遠心力で顔にぶつかってしまいますので、写真のようにスレッドを
絡ませると良いかと思います。
この後、アクアシールを薄めて、ザイロンノット全体(先端のループ部分以外)
に塗布していくのですが、本日はここまで♪
シンクティップ用に15号のザイロンノットのループも作成しました。
12本作成♪
新しくなったRIOのLEVEL-Tを購入してこなきゃ♪
シンクレート毎に色が違ってますので便利です。
ドリーバーデンさんでバルクで販売されているようなので注文しなきゃ(;^_^A
長さが選択出来るので、無駄にならないですし、お値段もお得です。
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