妖艶に輝く白のミニチュア・イントルーダー♪
オーストリッチと比較してカラーバリエーションの多いマラブーですが、今回のブログでは、様々な色彩のマテリアルからどのように色を選択してフライ全体の配色、配置をどうしていくのかに関して記載して行きたいと思います。
私の場合、どうやって配色を決めているか?
様々なやり方がありますが、最近多いのがお気に入りの色のマラブーを1色決めてから、他の部位に使う色、マテリアルを考えて行きます(^ー^)
今回、使いたいマラブーはこれです♪
CANALさんの2015年秋に販売された新色の「Blue Ice」です。
この時に一緒に販売された「Solty Orange」も良い色なのですが、
今日は、この「Blue Ice」をどう料理するかです。
ガリガリ君のソーダー味のような色になったとのことですが、個人的にはカナダでのスチールヘッド釣行時に見た氷のような色です。
CANALさんでは管理釣り場仕様って言ってますが、天然のトラウトにも反応するミニチュア・イントルーダーにします。
配色を決める時は後ろ側を濃い色で…前に行くに従って薄い色にして行くのが基本だと思います。
Blue Ice自体、白に限りなく近い色合いですので、自ずと前側は白を合わせたくなります。
この怪しい輝きを最大限に生かすためマテリアルはこんな感じにしました。
前側のマラブーは、CANAL Marabou Perl色を合わせます。
一概に白と言っても色々な白があります。
下記の写真は左からDirty White、Perl、Whiteです。
パールは文字通り真珠のような光沢があります(^ー^)
ショルダー形成にはポーラーベアーのナチュラル色を使います。
ショルダーを形成させるマテリアルで光沢のある白がポーラーベアー以外に思いつきませんでした(^◇^;)
ショルダーのベースとなるのはHarerine ICE DUVのラベンダーを使います。
青白い色を表現したい時に有用な色合いです。
写真の色は、実際の色より若干濃すぎます。実際の色はもっと淡く青白い色です。
前側のショルダーには、Harerine Ice Dub Shimmer Fringe Perlを使います。
これを使った狙いは下記2つです。
1.魚の側線に反応させるためにマラブーとは異なった質感のマテリアルを配置する。
2.UV系の怪しい輝き
それでは、タイイングします。
ショルダーを作るベース(ICE DUB+ポーラーベアー)の長さは、下記写真を参照して下さい。
しっかりとショルダを作ります。
BLUE ICEのマラブーを後ろ側に取り付けます。
写真だと微妙な淡い青色はまったくわかりませんね(^^;
前側のショルダーは、Ice Dub Shimmer Fringe Perl+Marabou (Perl)を使います。
これをツイストしてハックルすると…
最後に上側に「Hareline Fine Black Barred Marabou Feathers」のWhiteをトッピングして完成です。
前側のショルダーの両サイドに付けるハックル材が無いので非常にシンプルです。
一見、何の変哲もない白のストリーマーに見えます。
iPhoneのカメラで撮影するとこんな感じに写ってしまうのですが、ホワイトバランス細かく設定出来るCamera+というアプリを使って撮影するとこのフライの本当の凄さがわかります。
このストリーマーの本当の凄さを知るために、
照明を強く当て、カメラのホワイトバランスを落として行くと…
さらにホワイトバランスを落として…
どうです?
この悩ましく発光する色合い♪
ブラックライト等を使っているわけではありません。
水の中ではさらに青白く怪しく輝いてくれます。
通常のカメラだとマテリアルの白色に反応してしまってこの透ける感じが表現出来ないのですが、こうして撮影するとこのフライの悩ましい色合いがわかると思います。
今回は、私がストリーマーを作成する際の色の選択を中心にブログを書いてみました。
次回は、白ではなく、綺麗な赤茶色のブラウンのマラブーを使って、どんな色調のストリーマーを作るのかを実践してみたいと思います。
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