2日目の阿寒川!
気温12度と昨日とは変わり非常に肌寒く、
天候は、台風の影響で今にも雨が降り出しそう。
本日午前中にホテル跡の駐車場から上流を目指します。
父親のロッドを持ち、ゆっくりと安全なポイントで川を渡ります。
ウェーディングスタッフをつきながら、ゆっくりと進みます。
すると、途中で「この近辺で親子連れのクマがいたため、注意を
喚起する標識が…
ヒグマの影におののきながら、30分ほど上流に行ったところで、
高齢の父親がギブアップ、前回ガイドさんに紹介頂いたポイントは、
もう少し上流なのですが、断念し、その場で釣り開始。
あまりポイントらしいポイントが無いところでの釣りになってしまいました。
午前中はこの近辺を釣りましたが、まったく反応せず!
高齢の父親と一緒では釣り上がりは厳しいこと、魚の反応が無いこと、
ヒグマの親子連れがまさに、見かけられたポイントであったため、
危険であることを理由にホテル跡駐車場まで戻ることとしました。
時間ばかりが過ぎ去って結局午前中は坊主でしたが、
目の前にこんな光景が…
親子でしょうか?2頭の若鹿が川を渡ってます。
さらに5分後にもう3頭の鹿が川を渡って行きました。
まさに、親子連れのクマが目撃された場所ですので、
動物達の通り道になっているのかもしれません。
非常に感動的な光景でした。
午後はいつものポイントで再度父親と立ちこみもうと思い、
仕方なく、別の場所で立ちこみますが、坊主は続きます。
フライを変更する父親!76歳ですが、
76歳とは思えない若さです。
しかし、体力的な足腰の強さは次第に釣り上がりの
釣りは難しくなってます。
結局、16時頃、雨も降りだしたこともあり、納竿しました。
私の釣果は、1バラシ!痛恨の2日連続の坊主でした
坊主なので、あまり参考にはなりませんが、今後阿寒川に行かれる方の
ために、反省も踏まえてどんな釣り方をすれば良いかを記載します。
まず、フライですが、反応があったのは、初日の気温が高い状態では、
何度かご紹介しているクロスオーストリッチパラシュートで十分な
反応がありました。
2日目は、まったくライズが無い状態で、ほかに阿寒川に入渓されている
方にもお聞きしましたが、1匹くらいの釣果だったようです。
フェザントテイルニンフを使っておられました。
私の1バラシは、午後にいつものポイントに立ちこまれ、さんざん
キャスティングされた後、その人が退いた後に流し込みました。
クロスオーストリッチ(尾付き)オリーブ色を沈めて反応がありました。
その他、ミッジピューパ等も反応がまったくありませんでした。
釣り方ですが、大物は底にへばりついているようで、深く沈めないと
かかりません。40アベレージは、ひたすらナチュラルドリフトです。
上流からフライを流し、ポイントでフライを動かし、魚を誘うような
関東の管理釣り場で効果を上げる釣り方はまったく効果が
ありませんでした。
完全ナチュラルドリフトの方が良さそうです。
1.通常アベレージ
手前の川岸近辺に結構いますが、川幅が広いため、どこに
フライを流せば良いかまったくわかりません。
近くに行くと魚が走るのがわかることがあります。
ひたすらフライを端から流すか、ライズがあればライズを見て
の釣りになります。
2.大物
木の下や岩陰の流れ込み等に潜んでいます。
ポイントとしては、多くの人に狙われてますので(しかも、T氏やその取り巻き等プロフェッショナルな人たちに鍛えられたC&R虹鱒です。)
ひたすらナチュラルドリフトするしか無いです。
大物を釣り上げる地元の人たちはポイントを知っているため、
そこしか狙いません。私たち本州から釣行している人間には、
結構辛い釣りになるかもしれません。
3.どのくらいの頻度かはわかりませんが、放流したての魚もいます。
実は、私が帰るときに、50cm近くの虹鱒を大量に放流してました。
放流魚は茶色のビッグフライへの反応が良いです。
おそらくペレットに近い状態のフライへの反応が高いものと思われます。
ポイントがわかれば、そこを中心に釣るのが正解のようです。
ロッドは、アウトリガーの釣りも考慮に入れ、9フィート #4もしくは#5くらいが
良いかと思います。
とにかく、今年はヒグマの出没におののきながらの釣りになってしまい、
怖くて釣りに集中出来ませんでした。
途中獣匂もありましたので、頻繁に出没しているものと思われます。
また、小さな虹鱒を見ることが出来なかったのも気がかりです。
天然の虹鱒が再生を繰り返しているのか微妙です。
産卵床を設置する等天然魚を増やす試みがあっても良いと
思います。
それから…もう少し魚影があっても良いかと…
せっかく北海道まで来て、
非常に残念な結果になってしまいました。トホホ
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