スカルピンパターン(アレンジ)
何度かご紹介している黒とオレンジのダーティーホーですが、
今までは、テールを黒のラビットゾンカーで、ショルダーをオレンジの
マラブーやオーストリッチを使ってました。
今回は、ダーティーホーではなくスカルピンパターンでタイイングしてみます。
http://blogs.yahoo.co.jp/fuji_h_4764/12062476.html
ダーティーホーとスカルピンパターンの違いは、ダーティーホーがコーンヘッドを
使い、スカルピンがダンベルアイを使う部分ですが、これ以外にメリットデメリットがあります。
今回は、スカルピンパターンを作成しますので、スカルピンパターンを中心に
ダーティーホーとの違いに関して解説します。
スカルピンパターンとダーティーホーの決定的な違いは、やはりショルダーの
大きさではないでしょうか?
ダーティーホーは、タングステンコーンヘッドが取り付けられている隙間の
中にきつきつにマテリアルを巻き込むことにより、ショルダーを立てることが
出来ます。
このショルダーは、水流を受けてもストリーマーがペンシル状にならず、
ボリュームを保ち続けます。
水流との抵抗により、魚が側線を通して水流や水圧の変化を感じとることができ、
目だけでなく、側線を通してストリーマーを見つけ易くする効果をもたらす
ことが可能となります。
それが、スカルピンパターンよりダーティーホーが優れている部分になってます。
しかし、ダーティーホーはそのショルダーの大きさから水流が少ない場所では
ショルダー部分がエリマキトカゲのように開いてしまいます。
生物界でショルダー部分が開くのは、びっくりさせる効果はあっても
魚を魅惑する効果は少ないものと思われます。
そのため、ダーティーホーで釣りをする場合、しっかりとターンオーバーさせ、
早めにストリーマーを沈ませ、スイング状態に持っていくことが求められます。
さらに、ダーティーホーの場合、重さがストリーマーの先端部分にありますので、
着水すると頭からほぼ直角に水の底に落ちます。
すなわち、底に落ちていく瞬間は、よほど魚に食い気が無いと、食ってくれません。
一方スカルピンパターンは、ダーティーホー程ショルダが多くないため、
スイングもしくはリトリーブ時にマテリアルがそれほど開きません。
最近の仲野さんのタイイングを見ているとダンベルアイをアイ先端ではなく、
若干ボディ側に下げてタイイングしているのですが、これは、キャストアウトして
水中に沈むストリーマーが体制を保ったまま沈ませる効果をもたらします。
そのため、ダーティーホーと異なり、着水後、水中に沈んでいく瞬間に
さて、今回のスカルピンパターンをタイイングする上での
マテリアルの紹介です。
■シャンク
OPST シャンク 32mm
■ダンベルアイ
TMC タングステン フライ アイ S
アイがリアルのため、最近お気に入りですが、
現在メーカーで品切れを起こしているようです。
■スレッド
ダンビルズ 140デニール(ブラウン)
■テール
CANAL ラビットゾンカーオレンジ/ブラウン
■ショルダーステーション
OPSTシールズファー(オレンジ)とUV ICE DUB サーモンピンクをブレンド
ポーラーベアー(オレンジ)
マラブー(黒、グリズリー)
■アブドメン(腹部分)
UV ICE DUB Minnow Belly
タイイング方法
1.PEラインを取り付けます。PEラインは、アイ先から5cmにします。
2.ダンベルアイを取り付けます。先端ではなく先端から6mm程下げた場所に取り付けます。
3.ラビットゾンカーを取り付けます。取り付け位置は下記写真の参照して下さい。
4.ベリー部(腹部分)にUV ICE DUB Minnow Bellyを取り付けます。
ICE DUB Minnow Bellyは、水中で青白くキラキラと輝き、魚を魅了します。
最近お気に入りでこればかり使ってます。
5.いよいよショルダーです。ショルダーは、OPSTシールズファー(オレンジ)と
UV ICE DUBオレンジをブレンドしたものでベースを作ります。
7.シールズファーとICE DUBを混合したものでベースを作り
10.同じようにグリズリー、黒のマラブーを取り付けます。
11.ショルダーを巻きつけていきます。
12.フィニッシュして完成です。
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