スカルピン(Sculpin)【タイイング編】
North Angler's 2012年3•4月合併号に記載されていたジェリー・フレンチの
スカルピン(カジカ)パターン!
北海道の支笏湖を見て、ここで使うならこれ!ということで北海道でのスクール限定で
巻いたフライトのことです。
世界のどこのフィールドでも結果を出しているとのことで、非常に気になってました。
しかし、残念ながら海外のサイトも含め、このフライのタイイング方法が見つかりません。
North Angler's 2012年3•4月合併号に若干、タイイングのヒントが記載されているのと、写真からの推察、サンスイ渋谷店の佐藤さんからアドバイスを頂きタイイングしてみました。
オリジナルの巻き方か不明ですので、タイイング方法等は参考程度にしてください。
まずは、オリジナルのジェリー・フレンチのスカルピンですが、
下記サイトから見ることが出来ます。
http://e-tsuribito-northanglers.blogto.jp/archives/1750054.html
さてタイイングです。
スレッドを下巻きします。
フックは切断せず、一旦通常のタイイングと同じようにバイスに固定した方がタイイングし易かったです。
フックのアイの向きに注意して下さい。
色々と試行錯誤しましたが、フックシャンクの使い方やアイ先からの距離はダーティーホーと一緒で良いと思います。
まず、ラビットゾンカーを取り付けます。ラビットゾンカーは、後から
馬のタテガミのようにアイ先に引っ張って取り付けるので、写真のような位置で取り付けて下さい。
(先にダンベルアイを取り付けて下さい)
次に反対側にもラビットゾンカーを取り付けます。
同様に後ほどアイ先に引っ張って取り付ける部分を考慮して下さい。
コンポジットループの邪魔になるので柔らかい素材で包まれた針金でラビットゾンカーを後ろ側にまとめてしまいます。
赤のシールズファー、ダークブラウンのシールズファー、クロスカットのラビットゾンカーからラビットの毛を切り出してコンポジットします。クロスカットのラビットゾンカーをそのままシャンクに巻く方法もありますが、恐らく上の写真の方法がオリジナルの方法だと思います。
ツイスターを駒のように回し、ツイストします。
シールズファーの部分はダマになっている部分を手や歯ブラシを使ってそぎ落とします。
ラビットファーの部分は、フィニッシャーの先端で掻き出し、余分な部分は取り除きます。
上の写真のように一気に3種類をコンポジットしても良いですが、
下の写真のように一度赤色のシールズファーのみをコンポジットし、しっかりと掻き出した後に
ダークブラウンとラビットファーで再度コンポジットした方が作りやすかったです。
しっかりと巻くとこんな感じになります。
ここでもしっかりとシールズファーとラビットファーを掻き出し、フライの上下を(人間の7:3分けのように)
半分に分け(先ほど説明した馬のタテガミのように取り付ける部分を確保します)写真のように先ほど残しておいたラビットファーゾンカーをアイの部分まで引っ張って取り付けます。
上下とも取り付けたら、先ほどコンポジットしたラビットファーの部分をさらに掻き出し、形を整えます。
写真のような感じになります。
かなりオリジナルに迫る出来栄えですね。
赤色のシールズファーがカジカのエラを表現してます。
上からと下から撮影した写真です。
本日4本作成しました。
長さがバラバラです(^^;
長さはマテリアルの量は試行錯誤の状態ですが、タイイング方法は間違っていないと
思います。
来週ドリーバーデンさんに行くので下山さんにこの方法で良いかアドバイス貰って来ようと
思ってます。
これで然別湖用の全てのタイイング終了♪
後は、大物を待つだけか…(^^;
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