Mario Wojnicki Glass Rod (217P4)
MarioのBamboo rodを6月に依頼したのですが、父がMarioのグラスロッドが欲しいとの
ことで、Marioに直接依頼しました。Bamboo rodの待ち時間が現在、3年との
ことで、Glass rodも結構長く待つのでは?と思ってました。
父親が高齢であるため、釣りに行けるのもそれほど長くないとの
メールをさせて頂いたところ、Glass rodはそんなに待たないよ!
父のために、7月中にGlass rod作成するよ!というお返事が・・・
阿寒川の虹鱒釣り等で使いたかったらしく、#5ロッドを依頼したところ、
Marioは、阿寒川で釣りをしたことがあるらしく、217P4もしくは、
7.3ft #4で十分だ!とのお返事が・・・
そこで、217P4を依頼することとしたわけです。
そして、ようやく一作日に我が家にロッドが届きました。
私の数回の使用の後、北海道の父の元へ郵送されます
217P4は、MarioのGlass rodとしては、初めて彼がテーパーの
デザインをして作らせたロッドになります。
(他はおそらくLamiglass【ライマグラスと呼ぶ】の既成ブランクだと思われます)
MarioのGlass Rodは、semi-Paraboricが特徴なのですが、
217P4のアクションは、完全なParaboricとのことです。
非常に丁寧に作成されており、特にリールシートは絶品です。
何と、JULIUS. VOM HOFE HardRubber FlyReelをぎりぎり付けることが出来ました。
リールシートの企画は現行のScott Bamboo rodとかなり似てました。
さて、本日、我が家から徒歩30秒の第二キャスティング練習場でラインを通して試し振りしてみました。
フライライン:SA XPS
まずは、ラインを1mだけ出してみました。(藪沢や提灯釣り、山岳渓流等の対応力)
グラファイトロッドよりは綺麗なループを描けます。
ただし、Scottのバンブーロッド程ではありません。
#3ロッドであれば、1mフライラインを出しただけで綺麗なループを描くキャスティングが
可能と思われます。
そのままラインを出し、無理なくループを描けるのは、2.5mくらいからでしょうか?
サイトフィッシングも無理なく出来そうです。
そして絶品だったのが、5m~20m!!
やや手首を使ったキャスティングの方が楽に投げられます。
テーリングが起こる感覚も掴みました。
グラファイトロッドのようにがんばったキャスティングではなく、
非常に余裕を持ったゆったりとしたキャスティングを行うロッドだと思います。
バッドがやや柔らかく、先端がほんの少しだけ硬いのがパラボリックロッドの
特徴です。バッド部は、バネのような感覚です。
キャスティングする際に少しだけ力を加えて上げれば後は、ロッドが
仕事してくれる!そんなロッドです。
ロッドを止めたときにバイブレーションが起こることなく、「ぴたっ」と止まる
感覚は凄いです。
カーブキャストも自分が思い描いた軌跡を書いてくれます。
ロッドの重さもグラファイトロッドと比較し遜色無いです。
実際にはグラスロッドの方がグラファイトロッドよりはやや重いはずなのですが、
そう感じさせないのは、ロッドのバランスが非常に良いからだと思います。
ScottのグラスロッドF2を振ったことがあるのですが、F2(7'7" #4)よりはごくわずかに
重く感じます。F2はフライラインを通して振ったことが無いためよくわかりませんが、
軽く振った感じは、限りなくグラファイトに近いグラスロッドのScott F2、限りなく
バンブーロッドのアクションに近いウジニッキのグラスロッドといったところでしょうか?
次回は、これを持って養沢行きかな?
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