〜工事中〜 少しずつ更新して行きますのでお待ちください

小さな小さなダーティーホー♪

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Tiny Dirty Hoh (Lake Spetial)

然別湖で非常に好調だった湖用の小さなダーティーホーのタイイング方法を記載します。

名付けてTiny Hoh (Lake Spetial)♪


全長5cm以下の小さなダーティーホーになります。
特徴としては、ショルダーを出来る限り小さくし、リトリーブした際にショルダー部分が

広がるのを防いでます。

本流で使う場合は、常に水に流れがありますので、先細りしないようにショルダーを形成して、

適度なふくらみを保持します。これには、水流を上手に使って、魚の反応を良くする効果があります。
ところが、止水の場合は、通常のダーティーホーでは、リトリーブを一瞬でも止めると

エリマキトカゲのようにショルダーが広がってしまいます。

生態系の中で急激にショルダー部分が大きくなるのは、外的から身を守るために、

びっくりさせる効果はあっても、魚をおびき寄せる効果はありません。

そこでショルダーステーションを出来る限り抑制することが必要となります。


サンスイ渋谷店の佐藤さんに色々とアドバイス頂いて作成したのが下記パターン♪

イメージ 1

大きさの比較です。

上がスチールヘッド釣りの標準的な大きさので10cm程です。
真ん中が全長7cmのやや小さめのDirty Hohです。Small Dirty Hoh !
そして一番下が然別湖で好調だった全長5cmのDirty 名付けてTiny Hoh!といったところでしょうか?

イメージ 2

父親から託されたSAGE Z-Axis 8110-4と8129-4 の 11' #8 と12'9" #8ロッドのライン合わせを

するために近くの川に行きたいのですが、この暑さと炎天下で外に出るのが億劫になってますf^_^;)

ダブルハンドの振れる涼しい川や湖がどこかにないものかとサンスイ渋谷店の佐藤さんに
お聞きしたところ、八千穂レイクが良いのでは?とのことで、調べて見ると標高1500mで
景色も良く、ダブルハンドで立ち込みが出来るということで、ここに行こうと思ってます(^_^)
八千穂レイクの立ち込み場所は、石が多くフライが非常に引っかかりやすいとのことでしたので、
タングステンコーンヘッドは使わずに、小さなブラスヘッドを使います。
さて、まずは、タイイングに必要なマテリアルです。

タングステンコーンヘッド(4.5mm)

4.5mmのタングステンコーンヘッドでは、シャンクにヘッドが

入りませんので、

コーンヘッドの穴を拡張します。

拡張方法は下記参照

 

※拡張が面倒な場合は、タングステン製のダンベルアイでもOKです。

※今回は、八千穂用にタングステンではなく、ブラス製のコーンヘッドを利用しました。


②シャンク

Gamakatsu S11-4L #8

切断して使います。


③スレッド

ベネッキ ウルトラストロングスレッド

通常ダーティーホーを巻く際は、URTRA THREAD 210のホワイトを使いますが、

小さなタングステンコーンヘッドでは穴を大きくしても入りづらくなりますので、

ベネッキ ウルトラストロングスレッドのように細くて強いスレッドを使います。

シャンクにタングステンコーンヘッドを通してからは、URTRA THREAD 210のホワイト、

もしくは、ダンビルズ140DENIERのブラウンを使います。


④ゾンカーテープ

Micro Mink Zonker

通常は、ラビットゾンカーを使いますが、体調5cm以下でタイイングする場合、

ラビットのゾンカーでは存在感があり過ぎますので、毛足の短い、より繊細な

ミンクのゾンカーテープを使うとコンパクトにタイイング出来ます。
ラビットゾンカー程色の種類が豊富ではありません(-_-;)
 

イメージ 3
⑤ショルダー

シールズファー(赤色)
エラをイミテーションするために、赤色のシールズファーを使います。

お好みでUV系シンセティック素材を混ぜて下さい。

よりナチュラルで作る場合、シールズファーそのものにも光沢がありますので、

単体で良いと思います。


⑥ラビットファーゾンカー

ヘッド部分にコンポジットするために使用します。色はチンチラ色、グリズリー色、

オリーブ色等のナチュラル色が良いようですが、お好みで、出来る限り、毛足の

長いものを選んでください。


⑦フック

通常は、Gamakatsu B10 #6を加工して使います。

加工方法は、下記参照
今回は、Gamakatsuの管付チヌ(黒) 2号針を使いました。
小さなダーティーホーには最適かと思いますが、
バーブレスにする場合は、もう少しシャンクが長めの方が良いのですが…


⑧その他

PEライン Power Pro 36.3lb
まずは、タイイング準備です。
ブラスヘッドの穴の拡張と、シャンクを切断します。

イメージ 4

コーンヘッドの穴の拡張方法は下記を参照して下さい。
http://blogs.yahoo.co.jp/fuji_h_4764/11128819.html

イメージ 5

今回、ドレメルで穴を拡張しましたが、タングステンコーンヘッドの穴の拡張とは異なる

テクニックが必要でした。
気をつける点は、下記写真のようにコーンヘッドの壁面がブラスヘッドの方が弱いため
欠けやすかったです。
タングステンコーンヘッドのように、一気に穴を開けるのではなく、
少しずつ丁寧にやると欠けることなく、綺麗に仕上がります。

イメージ 6

タイイングで使うスレッドは、ベネッキウルトラストロングスレッドを使います。

通常は、下記写真右側のウルトラスレッド210を使うのですが、これで下巻きすると
小さなコーンヘッドが通りませんので、細くて強いスレッドを使う必要があります。
ベネッキ社は昨年倒産したのですが、下記ウルトラストロングスレッドは、生産元から
ティムコが直接仕入れることが可能となったようで、サンスイ各店で販売されております。
 
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さて、いよいよタイイングです。

【タイイング方法】

1.
予めカットしたシャンクにPEラインを取り付け、ベネッキ ウルトラストロングスレッドで

巻きつけます。

下巻は1cmです。


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2.

PEラインを切り出します。
PEラインはパワープロを使ってますが、さらに小さなダーティーホーを作りたい場合は、
下の写真の右側のようなフックワイヤーを使うと便利です。14cm程切って使います。

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3.

PEラインを取り付けます。
アイ先からラインループの先端までは4.5cmです。
ここで一旦フィニッシュします。

イメージ 10

4.

一旦、アタッチメントからシャンクを外して穴を拡張したコーンヘッドを取り付けます。

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5.

スレッドが引っこ抜けないように、瞬間接着剤(スレッドに染み込ませるように低粘度)を付けます。
この時、コーンヘッドにはつけないようにして下さい。

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6.

マイクロミンクゾンカーを取り付けます。
スレッドをダンビルズの140DENIERに変えてます。
ベネッキのウルトラストロングスレッドは、非常に高価なスレッドですので、
コーンヘッドを取り付けた後は、比較的安価(強く切れないもの)なスレッドに変更しました。
コーンヘッドとゾンカー間の巻代は、5mm程度にして下さい。

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7.

コンポジットループを作ります。
 
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8.

魚のエラをイミテートする赤色のシールズファーとIce Dubを同量ずつ取り出して混ぜます。
 
イメージ 15

こんな感じの色合いになります。

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9.

コンポジットループに挟みます。
 
イメージ 17

10.

ツイストしてボドキンで掻き出します。
この辺は過去記事を参照して下さい。
 
イメージ 18

11.

シャンクに取り付けます。
 
イメージ 19

12.

続いてオリーブブラウンのシールズファーに少量のIce Dubを混ぜます。
 
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13.

下記の写真は少しUV Ice Dubが多過ぎです。
然別湖での経験上、シールズファーにごくわずかのIce Dubを入れるくらいでOKです。

イメージ 21

14.

ヘッド部分用にラビットゾンカーを使います。
 
イメージ 22

最近はチンチラやグリズリー等のナチュラル系のラビットゾンカー使ってます。

今回は、珍しいナチュラルカラーを入手しました。

イメージ 23

15.

ラビットゾンカーを切り出し、シールズファーでサンドします。

イメージ 24

16.

コンポジットループに挟みます。

イメージ 25

17.

ツイストしてボドキンで掻き出します。
 
イメージ 26

18.

シャンクに巻いて取り付け、ボドキン使って綺麗に整えます。

イメージ 27

前から見た感じです。

イメージ 28

19.

全長4.5cmになるようにマイクロゾンカーを切ります。
マイクロゾンカーを切断する際は、ゾンカーに対し、垂直に切るのではなく、
お尻が三角形になるように切るとゾンカーの動きが良くなるようです。

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20.

全長4.5cmの止水用の小さなダーティーホーの出来上がりです。

イメージ 30
イメージ 31

21.

フックを取り付けます。
フックは、いつも使っているGamaktu B10ではこの大きさのダーティーホーには、フックのアイが
小さ過ぎますので、サンスイ渋谷店の佐藤さんと相談し、下記のフックを使いました。
フックが小さい割にはアイが大きいのが特徴です。
 
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本日、ブラスヘッドで3個作成しました。
八千穂レイクスペシャルの小さなダーティーホーになります。

作成方法が簡単ですので、コーンヘッドやシャンク処理、シールズファー等を事前に混ぜておけば、
量産することが可能と思います。

イメージ 33

シングルハンドでも投げれる大きさと重さです。
#5くらいのシングルハンドで釣っても楽しいかもしれません(^_^)

 
イメージ 34
さて、問題はいつ八千穂に行けるかですね(-_-;)
 
 
止水ではなく、流れのある本流でこの小さなダーティーホーを使いたい場合は、
ショルダーにポーラーベアー等を入れ、小さなオーストリッチハールを使って、ショルダー部分が
細くならないようにタイイングして下さい。
 
 
 
スカジットキャスト

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