先日のつるやさんのハンドクラフト展で備前貢さんのタイイングデモを見て来ました。
ウェットフライの基本とFF誌に掲載されていたチカブーの使い方等含め参考になる部
分が多々ありましたので備忘録としてブログに掲載します。
1.ダビング材の前処理
特に固いシールズファー等のダビング材をボディにハックリングする前に行うと非常に
効果的のようです。
まず、ダビング材を取り出します。
![イメージ 1](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/d/dontmindangler/20190811/20190811220350.jpg)
指で捏ねるように丸めます。
これでダビング材が柔らかくなります。
![イメージ 2](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/d/dontmindangler/20190811/20190811220414.jpg)
団子状態のダビング材をむしりほどき、スレッドに巻き付けるくらいを千切ります。
これで非常にダビング材がスレッドに巻き付けやすくなります。
![イメージ 3](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/d/dontmindangler/20190811/20190811220418.jpg)
2.ワイヤーティンセルの使い方
シールズファーや各種獣毛のアンダーファー等をボディにタビングした後に、ワイヤーで巻き付けます。
これには2つの効果があります。
一つは、ダビング材を取れ難くすること。
これには2つの効果があります。
一つは、ダビング材を取れ難くすること。
もう一つは、ワイヤーのシルバー色やゴールド色の輝きで魚を引き付けることです。
ワイヤーをループ状にしてフライに取り付けた後、ツイスターを使います。
![イメージ 4](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/d/dontmindangler/20190811/20190811220422.jpg)
ツイスターをグルグルとねじります。
![イメージ 5](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/d/dontmindangler/20190811/20190811220427.jpg)
これをボディ材の上から適当な間隔で巻きつけます。
捻られたワイヤーは、小さな凹凸が出来ますので、光で乱反射し、キラキラとして
魚へのアピール度が増すようです。
魚へのアピール度が増すようです。
ニンフ等でも使えるテクニックです。
3.短いシャンクでのチカブーの使い方
チカブーは、毛足が長いですので、短いシャンクに巻き付ける際には、チカブーのハールが
長過ぎて気になります。(釣果にはそれほど影響ないと思いますが…)
長いハールのチカブーがフックのベンドカーブに巻き付いてしまうリスクもあり、
チカブーの長さを短く使いたいと思ってました。
長過ぎて気になります。(釣果にはそれほど影響ないと思いますが…)
長いハールのチカブーがフックのベンドカーブに巻き付いてしまうリスクもあり、
チカブーの長さを短く使いたいと思ってました。
仕方無く、マジックツールで短く切り出して使ったり、よりハールの短い、ブラマのヘンの
チカブーを使ったりしてましたが、問題なくコックデレオンのヘンのチカブ―を使うことが
出来るようです。
チカブーを使ったりしてましたが、問題なくコックデレオンのヘンのチカブ―を使うことが
出来るようです。
これは、タイイングしながら説明した方がわかり易いですので、実践してみます。
1,2を含め実践します。
1,2を含め実践します。
①テールの取り付け
今回は、ブラマのヘンのチカブーとハックルの間の部分をテーリング材として使いました。
フックは、SAWADAのTD2 Summer Sproat #6を使ってます。
スレッドは、フライマンさんにご紹介頂いたVEEVUS 10/0を使いました。
VEEVUS良いですね♪
特徴としては、
1.強度に優れている。
2.発色が良い。
3.巻き上りがフラットで綺麗。
4.ウィップフィニッシュの時、スレッドの滑りが良い。
2.発色が良い。
3.巻き上りがフラットで綺麗。
4.ウィップフィニッシュの時、スレッドの滑りが良い。
3.の特徴がウェットフライ向きですね。
ウィークポイントはすべりが良すぎるため、ワックスが着き難い点でしょうか?
少し柔らかめのワックスの方が良いのかな?
![イメージ 6](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/d/dontmindangler/20190811/20190811220433.jpg)
②ハックルの取り付け(1/2)
ワイヤーをループ状に取り付けハックルを巻きます。
ボディ材を巻く前に先にハックルを取り付けます。
ハックル材は、ブラマのヘンのチカブーを使ってますが、
このまま使うには長過ぎです。
バックルを取り付ける位置に注目してください。
※シャンクの長さとハックルの長さで取り付ける位置は、調整してください。
![イメージ 7](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/d/dontmindangler/20190811/20190811220436.jpg)
③ハックルの取り付け(2/2)
ハックル材を下記写真のように前方にまとめてスレッドで巻いていきます。
![イメージ 8](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/d/dontmindangler/20190811/20190811220444.jpg)
④ボディ材の取り付け
ボディ材をスレッドにつけ、ボディに巻いていきます。
そのあと、先にご紹介したワイヤーをねじってボディ材に被せて一定間隔で巻いていきます。
![イメージ 9](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/d/dontmindangler/20190811/20190811220356.jpg)
④ボディ材の取り付け完了
ワイヤーは、ハックル材の前で同じ位置で2回転して、高さを確保します。
これにより水の中でハックルがペンシル状になるのを防ぎます。
ダーティーホーのショルダーと同じ考えです。
![イメージ 10](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/d/dontmindangler/20190811/20190811220402.jpg)
写真撮るの忘れてしまいましたが、ここで、フライのアイ側から息をフッと吹きかけます。
チカブーは柔らかいですので、フリュが後ろ側に来ますので、指で後ろに撫で付けながら、
アイ側にスレッドを巻いて下さい。
⑤ウイング材の取り付け
今回は、ターキークイルのブルーダンを使いました。初めてターキークイルを使いましたが、
非常にウイングを取り付けやすいマテリアルです。
![イメージ 11](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/d/dontmindangler/20190811/20190811220406.jpg)
⑥完成♪
マラブー的要素を取り入れたブルーダンと言ったところでしょうか(^^;
![イメージ 12](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/d/dontmindangler/20190811/20190811220410.jpg)
まだまだ修行は、続きます♪
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