第3回 Skagit Cast 応用編(Commando Head キャスティング編)
第2回では、Commando Headでキャスティングをするコツということで、
ブログ記載させて頂きました。
8月に奥多摩川でキャスティング練習した動画を掲載しましたが、
動画を見て頂いた仲野さんからいくつかの修正点の宿題を
頂きました_φ( ̄ー ̄ )
最大の修正点はSweepからCasting Strokeにかけての動作に
なります。
今回は、Commando Headを使って、キャスティングの修正に行って来ました。
まずは、以前のキャスティング動画です。
特にSkagit Perry Pokeがわかりやすいのですが、
Sweep後の45 degree thrustからTurn overの際に
キャスティングの動きが一旦止まっていると思います。
これは、Sweepの動作が早過ぎていることに起因します。
ロッドティップよりラインは遅れて回って来るため、
円運動から直線運動に変換される45degree thrustから
Turn overの段階でロッドの動きを止めてしまってます。
さらに、キャストアウトは、右手を使って右前に
重心移動し投げてしまってます。
Commando Headは、ラインが短いのが特徴であることは
前回記載しましたが、このラインの短さには大きな利点が
あることを教えて頂きました。
45degree thrustからTurn overの間にロッドの動きが
止まる理由は上記に記載しましたが、
これは、ラインが長ければ長いほど止まる時間が長くなります。
この待ちのタイミングが、スペイ系のキャストを難しくしている
所以なのですが、Commando Headは、この待ちの感覚を極力無くし、
Sweepから45degree Thrust 、Turn over 、Casting Storokeまでを
一定の早さでキャスティング出来るように設計されてます。
すなわち、一定の速度でSweepし、そのままの速度で
キャスティングすれば良いのです(^_-)-☆
Commando Headは、達人のためのラインではなく、初心者でも
投げ易く、キャスティングで悩むことなく、実釣に専念して
貰おうというコンセプトのもとで開発されたようです。
逆に、Spey系のキャスト経験者には違和感を感じている方も
いらっしゃると思いますが、私は、仲野さんから上記コンセプトのお話を伺い、
自身のキャストを改善するイメージがつきました(^_-)-☆
今回は、Beulah Onyx 10'8" 5wt Japan limited に200grのCommando Headを
あわせ、途中、12' 8wt に400grのCommando Headをあわせ、どちらも
10ft の T-8のシンクティップを使ってキャスティング練習をして来ました。
前回、記載したことを守りキャスティングしましたが、
アンカーが切れることはほとんどありませんでした。
まだまだ修正点は多々ありますが、左岸からの一連のキャスティング動画を
編集しましたので、参考にして下さい。
それから、前回記載したCommando Headを投げるコツで、一点だけ
修正があります。
Sweepの際に、水から一旦上げてからSweepすると記載しましたが、
ある程度の深さまでウェーディングしている場合は、ロッドティップを
水面からちょっとだけ上げてキャストした方が投げ易かったです。
このあたりは、個人差があると思いますので、自身で試行錯誤して
みて下さい。
それでは、編集動画です♪
編集動画は、左岸から
Skagit Perry Poke
Skagit Perry Poke Reverse
Skagit C Spey Reverse
Skagit C Spey
Rewind Cast
の順番で複数回キャストしてます。
お時間のある時に、通信回線環境の良いところで見て頂ければ
幸いですm(_ _)m
事前に見て頂いた仲野さんからは、手首の使い方がまだ少し硬いと
言われてます(;^_^A
練習あるのみです♪
《追記》
ブログの文章表現が下手ですみません(;^_^A
いきなりこの記事を読まれた方は誤解が生じると思いますので、
少し、経緯に関しても記載します。
1998年に作成されたDVD Skagit Master Vol1、2010年に
日本にいらした際に撮影したSkagit Cast Basicの
中で、エドワード氏は、C Spey、Perry Poke共々
「Sweepからキャストアウトまで一定の速度で…」と言われてます。
これは、昔も今も変わりません。
それ以降もSkagit Castは日々進化してます。
そんな中、2年程前に提唱されたMaicro Skagitは、
より低番手のロッドでキャスティング可能なスタイルです。
ただし、ロッドが短くなればなるほど、ロッドをゆっくりと
Sweepすると負荷が足りずにラインは失速してしまいました。
仲野さんがキャストすれば、既存のラインでもゆっくりと
キャスティング出来るのですが、私が投げると、7つのステップ
全てが上手くいかないと、なかなかキャスティング出来ないのも
事実でした。
その結果、遠投するためには、Sweepの力を増し、
後方のDループのパワーを最大化させ、右手でキャストするように
なってしまったのが、一番最初の動画です。
Commando Headでは、低番手であってもロッドに負荷がかかり易くなって
おり、初心者でも一定の速度でSkagit Perry pokeで投げることが出来ると
思います。
Commando Headの出現によって、一気にMaicro Skagitの
裾野が広がったと思います。
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