第5回 Skagit Cast 応用編 (高番手ロッドの投げ方)
来年のカナダ釣行に向けて高番手ロッドの投げ方の練習して来ました。
北海道から帰られたばかりの仲野さんにご同行頂き…(;^_^A
仲野さん、お忙しいところありがとうございましたm(__)m
スティールヘッド用に巻いたちょい失敗作のイントルーダーの
川の流れの泳ぎ方を確認して来ました。
仲野さんとイントルーダーの泳ぎ方を見ながら後側の
ショルダーステーションに付けるオーストリッチの長さを
1~2cm程長くした方が動きが良くなりそうと改善点も
明確になりました。
水の中でのオレンジ色は、クリアウォーターでは、
思っていた以上にアピールされるのだなと改めて感じました。
さていよいよ来年のカナダ釣行に向けた高番手ロッドを振る練習です。
仲野さんは、午後から合流頂く予定ですので、午前中は肩慣らしです。
いつも練習しに行っている多摩川のポイントに着くとダブルハンドの
フライの方が一人黙々と練習してました。
邪魔にならないように少し上流でキャスティング練習を始めます。
前回、Skagit Campで教えて頂いたスイープの際に脇を開けないことを意識して
キャストします。
セットした山を描いたラインが水の流れを受け山の頂きが右側に
移動していくのを見ながら必死に脇を広げるのを我慢して…
…
(≧∇≦)
…
飛びません…
焦れば焦る程アンカーが外れます。
今回、はっきりしたのは、やはりセットした瞬間(まだ山の頂きが
自分の前にあるとき)にスイープを始めるとスイープを開始した
瞬間からロッドに負荷を感じることが出来、山の頂きが左側に流れてしまった後に
スイープを始めると、スイープの開始時(一番力をかけやすい位置)でロッドに
負荷がかかりません。
私は、下記の現象を回避するために、セットした後に更に時間をかけて
待ってからスイープを始めようと思い、
セットの位置を自分のなるべく左側に置くようにして練習しましたが、
バランスを崩してしまいました。
そこで仲野さん登場♪
私のアンカー外れの原因が、セットの位置に問題があるのではなく、
スイープの速度に問題があることを指摘頂きました。
低番手のロッドは、ロッド自体の軽さから比較的容易にスイープ速度を
早めることが出来ます。
そのスイープ速度と同じ感覚で高番手ロッドを使ってスイープを
した際、ロッド自体にパワーがありますのでアンカーは外れ易くなります。
スイープの速度を緩めることによって得た最大の副次効果が、
セットした瞬間にスイープ出来ることでした。
この仲野さんからの指摘によって私のキャストの安定感は
かなり増しました。
そして、次に…
これは、以前低番手ロッドの振り方で記載しましたが、
セットの際にロッドティップを一旦水面に落とすのですが、
その直後にロッドティップを水面と平行になるくらい上げてから
スイープするようにと指摘を受けると、アンカーの外れが更に軽減されました。
慣れてくれば、この動作は繋がって見えるのですが、初めは、
少しロッドティップを上げるのを意識した方が良いとアドバイス
頂きました。
今回は自分の動画をまったく撮影して来ませんでしたので、
仲野さんのキャスティング動画撮影から静止画像にしたものを拝借します。
ラインをセットする際にロッドティップを水面に落とします。
その後すぐに、ロッドティップを水面から上げます。
ロッドが水面と平行になってます。
ここからスィープを開始します。
スイープはゆっくりと…水面と平行に…
ここから45度スラストに持って行きます。
キャストする方向と直角くらいです。
45度スラストからターンオーバーまでは、決して動きが止まることは
ありません。
ラインの負荷を感じながら円運動の力を直線運動の力にスムーズに
変換させます。
ターンオーバー♪
キャスティングストローク♪
まったく力の入っていないコンパクトなキャストです。
これでフライの到達地点は、40mくらいになります(^◇^;)
感覚的には、ロールキャストにかなり近い感覚です。
Commando Headの効果でスイープ時のロッドへの負荷は
以前ほど必要ないように思えます。
スイープの速さをゆっくりにすることにより
私のアンカー外れはほとんど無くなりました。
100回以上キャストしたでしょうか?
この感覚を身体に覚え込ませます。
キャストが安定し、気持ちに余裕が出て来ると、
45度スラストからターンオーバー時のロッドの負荷を感じ取れるように
なって来ました。
ラインをストリップの段階で13 ヒラ(1ヒラ=1.5m)位までランニングラインを
タグって練習しました。
ヘッド、ティップ、リーダー分がありますので、フライ到達点は30m弱といった
ところでしょうか…
ちなみに仲野さんは21ヒラでキャストされてました(;^_^A
仲野さんに指摘を受け、ターンオーバー時の親指の位置を少しだけ、
修正し、キャスティングストローク時に真っ直ぐにロッドを
下ろすことを意識すると、飛距離が安定するようになりました。
本日はここまで♪
今回は、自分の動画撮影もせずに黙々と練習しました。
後は、キャスティングストローク時にリールシートを中心に
円運動させる動きを加えると、もう少し飛距離が安定して
でるようになると思います。
高番手でCommando Headを使ってアンカーが外れる方は、
ゆっくりとしたスイープを心掛けると良いと思います。
途中から一緒に練習されていた方が近くまでいらっしゃいました。
何と…
先日、Skagit Campでご一緒したKさんではないですか…
Kさんも練習に加わり、キャスティング(^_-)-☆
100回以上ひたすらキャストして1日以上が経過しましたが、
まったく筋肉痛になっていないのが驚きです。
仲野さん曰く、高番手のロッドで1週間以上遠征し、力を使って毎日キャストすると
3日目くらいに筋肉痛で腕が上がらなくなるそうです。
決して力を使わず、正しいキャストを身につけることで、
かなり軽減出来るとのことでした。
本日のタックル
ロッド:Beulah Onyx 12' 8wt Japan limited
Skagit Head :OPST Commando Head 400gr
Running line:OPST LAZER LINE (蛍光オレンジ)
※次期発売になるLAZER LINEの蛍光オレンジのプロトタイプを使わせて
頂きました。視認性抜群でCommando Headとの相性もばっちりでした♪
Think Tip:Rio iMow tip 10FT T-8
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