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最近の米国バンブーロッド事情

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阪東 幸成氏の著
アメリカの竹竿職人たち―アメリカン・バンブー・ロッド工房探訪記
米国におけるバンブーロッドビルダーの紹介した有名な書籍です。
私もこの本を読んでバンブーロッドに興味を持ちました。
アマゾンで調べましたが書籍自体の価格がとんでもないことになってますね~(^^;
 

最近の米国バンブーロッド事情は、季刊雑誌「フライの雑誌」において米国における最近のトレンドや
米国バンブーロッドビルダーの情報を入手することが出来、非常に楽しみに拝見しております。
私自身、最近の米国内におけるバンブーロッドの近況を知りたく、
上記雑誌以外で活躍されている米国バンブーロッドビルダーに関する情報を集めてみました。
 
事の発端は、「アメリカの竹竿職人たち」を読み、
ペア・ブランディンのバンブーロッドを購入したい
と思い、日本国内における米国バンブーロッドに精通されている方達の
アドバイスやブランディン自身にメールで問合せたことです。

彼のロッドの特徴でもある四面(四角)ロッドに興味を持ち、
米国のバンブーロッドブローカー等含め様々な方達から
情報を得ることが出来ました。

 

当時私が入手したいと思っていたバンブーロッドは、
1.ホロー構造(中空構造)であり、軽いこと。(ロッドのバランス含め)
2.特徴(独自性)のある構造であること。
3.グラファイトロッド(柔らかめ)やグラスロッドと遜色ないアクションであること。
 
特にペア・ブランディンの四面ロッドには大変興味を持っておりました。
 
今回のブログは、既に生涯製作本数を超え(本当???)、
新規に注文の受付をしなくなってしまったブランディン以外の
チャンバーロッド(完全に中空ではなく、竹の節のようなダム構造)かつ四面(ホロー)ロッドを
作成しているビルダーに注目し、記載してみようと思っております。

情報ソースは、Henry's Fork Bamboo Dayの模様が記載されていたWeb上の米国

フライフィッシングのフォーラム他色々です。
Henry's Fork Bamboo Dayは、米国の(特に西海岸)のロッドビルダー
が一同に集まるスペシャルイベントです。世界的に有名なバンブーロッドコレクター、
ネルソン石山氏の呼びかけからスタートしたとのことです。
今年のHenry's Fork Bamboo Dayでは、ペア・ブランディン、グレン・ブラケット、
そして、難病かつ闘病中のトム・モーガン含め有名なバンブーロッドビルダーが
参加されておりました。日本からは、秋丸氏他2名の日本のビルダーが
参加されたようです。
私の知る限り、四面チャンバーバンブーロッドを作成しているビルダーは
下記になります。
 
1.Tom Nigro(Spring Creek Rods)
  
http://www.springcreekrods.com
    今年のHenry's Fork Bamboo Dayで高評価だったようです。
  彼の独自性の1つに長方形の四面ロッド(Rectangle Quad Rods)があります。
  四面ロッドが最初に有名になったのはEdwards Rodだと認識しております。
  中古市場でも価格が高騰しているサム・カールソンもEdwards Rodの出身だったと思います。
  かのペア・ブランディンも特にフェルールに関して、サム・カールソンに助言を貰ったと何かに記載されて
  おりました。彼自身のロッドもその流れを汲んでいるようです。
 

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  数々の著名なビルダーを育てた大物ブローカー 
  ジム・アダムスもTom Nigroのロッドをプロデュースして
  いるようです。(彼のHP上で見ることが出来ます)
  四面チャンバーロッドを作成する新進気鋭のビルダーの中では
  最も注目すべきビルダーだと思います。
  価格も比較的良心的です。
 
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  今回、Tom Nigro氏から写真掲載とアドレス記載を快諾頂きましたので、掲載させて頂きました。

 

2.Ruel Herico(GGAC)
    今年のフォーラムに参画された方幾人かが絶賛しておりました。
  秋丸氏のブログにもそのロッドの素晴らしさが記載されておりました。
    GGACは、Golden Gate Angling and Clubの略で、チャンバーロッドの祖であるE.C パウエルに
  ちなんだ組織のようです。Ruel Herico自身は、完全なプロのバンブーロッド
  ビルダーではないため(何かのエンジニアらしいです)、今回は残念ながら、彼のロッドを
    販売しているサイトを見つけ出すことが出来ませんでした。
  どなたかわかったら教えて下さい。
 
3.Erik Peterson(Linnea Rod Company)
    実は、ブランディンのロッドを購入出来ないことがわかったとき、
  まずはじめに調べたのが彼のロッドでした。
  「アメリカの竹竿職人たち」のペア・ブランディンの章に
  Erik Petersonがブランディンの弟子として指導を受けている
  姿が記載されていたからです。
  恐らく彼もロッドビルダーをやっているに違いない!
  私は、そう思い、調べ、そして彼にロッドを注文すべくメールしました。
  ところが返信がありませんでした。

  彼のロッドをプロデュースしている新進気鋭のブローカー
    West Slope Classic Fly TackleのRick D. Sorensenに問合せしましたが、
  歯切れが悪く、連絡が途絶えてしまいました。
 
  何度もメールを出したがまったく返事が来ず、ことの経緯をブランディンに話したところ、………
  (ブログ内ですので、詳細は記載しませんが、師匠、弟子の関係を悪い形で解消してしまったようです)
  以前掲載されていたウェストスロープのホームページ上からもLinnea Rod Companyが
  無くなっておりましたので、Sorensen-Brandin-Erik間で何らかのトラブルがあったものと
  推測出来ます。ブランディンの流れを汲む唯一の若手ビルダーでしたので非常に残念です。
 
(2012年1月追記)
4.Freestone Rods
  sweet grass設立時のメンバでGlen Blacketの一番弟子であったSam Drukman氏が
  sweet grassを離れ、新しいロッドメーカーFreestone Rods社を設立したようです。
  sweet grassのグラファイトやグラスロッドは彼がテーパーのデザインをしてましたので、
  現在、sweet grass社ではグラファイト、グラスロッドの注文は受け付けていないようです。
  Glen Blacket自身は、非常に温厚かつ、素晴らしい方ですので、彼の独立に対して、
  意義は唱えていないと思いますが、寂しい気持ちでいっぱいだと思います。
  Freestone Rodsで四面チャンバーのBamboo Rodを製作されているようですので、
  追記してみました。工場は南アフリカのようです(^^;
  彼自身の田舎が南アフリカなのでしょうか?
 
最後にブランディン自身に彼が推奨するチャンバーロッド作成
ビルダーでお薦めなビルダーを聞いたところ、彼から2人の
ビルダーの紹介を受けました。
マリオ・ウジニッキとマーティー・カーステッター(Marty Karsetter)です。
ウジニッキは、既に皆さんご存知だと思います。
Marty Karsetterに関しては、恐らくあまり日本国内には紹介されておりませんので
知らない方がほとんどだと思います。以前ジム・アダムスのお店で購入出来、現在は、
取引していないようです。SorensenのHP上にもありますが、既にSale Pendingになっております。

 

彼自身は、年間10本程(冬季のみ)しか製作しませんし、メールアドレス等も持っておりませんので、
購入はかなり難しいと思います。ブランディンから彼の住所と電話番号は教えて頂きました。
私自身は、今回、誰にロッド製作を依頼するか悩んだ末、
ウジニッキ氏にバンブーロッド(222 V3 – 7.3 ft – 3 DT GLASS FERRULE RODS)
を依頼しましたので、Marty Karsetter氏に連絡は取りませんでした。
ウジニッキ氏のバンブーロッド製作待ち時間は現在、3年とのことです。長いです(T0T)
 
その他、注目すべき最新情報としては、グレン・ブラケット率いるsweet grass社で
なんと8角形のBamboo Rodの製作を始めたようです。
sweet grass社のHP上では記載されておりませんが、
情報ソースは、阪東 幸成氏のWeb誌「ふらい人」の創刊号に記載されておりました。

理想的な構造と言われる、ハニカム構造ですので高番手、低番手問わず

強みを発揮するのではないかと思います。

 
HPアドレスを掲載しようと思いましが、リンク先をコピーすることに
関してTom Nigro以外のビルダーさんには、了承を頂いておりませんので、
ご興味ある方は、上記ビルダー名とビルダー企業名で検索してみて下さい。
長文で申し訳ございません(^^;
 
 
スカジットキャスト

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