またしても、タイイングネタですみません。
以前ご紹介させて頂いた渋谷直人氏のスペントパターン♪
ウイングの耐久性が非常に良く、ハッチシーズンに最高のパターンでした。
養沢ヤマメにも抜群の効果で市販されているシブヤカスタムフライのスペントパターンで素晴らしい釣果だっことを記憶してます。
下記写真がシブヤカスタムフライとして市販されているスペントパターンです。
このパターンを様々な色で巻きたいと考えてましたが、ウイングの作り方が不明でした。
ウイングの芯にストークが入っており、それが耐久性に繋がっていることはわかってましたが、ようやく作り方がFF誌で公開されましたので早速作ってみます
レシピではグースバイオット使われてますが、ちょっと気になるマテリアルが
あり、Nature SpiritのWild Turkey Barred Biot Quillsのダークオリーブ使います。
このマテリアルのアウターべインではなく、インナーべインを使います。
レシピは、下記になります。
フック:TMC 217Y #13 #15
スレッド:VEEVUS ブラウン 16/0
ソラックス:Wild Turkey Barred Biot Quills(ダークオリーブ)
アブドメン:Traut Hunter Profesional Dubbing(ハニーブラウン)
ウイング:CDC ダークダン
ポスト:CDC スポテッドダン+ナチュラルタン
TMC 217Yってフッキングが悪くあまり好きなフックでは無いのですが…
アピール重視で水中にアブドメン部分が沈ませる効果が高いため、レシピ通りに作ってみます。
さて、いよいよターキーバイオットのインナーべイン使ってみます。
良い感じですよね♪
レシピでは、グースバイオットとスレッドを重ねながら巻いていくのですが、
私は、接着剤(マルチグル―)を使ってスレッドを先にアイ側持って行きました。
その方がストーク幅が狭いインナーべインは、巻きやすいです。
次にウイング作成です。
このフライの一番の肝になりますので、形の揃っている質の高いCDCを使います。
今回は、マルクプティジャンの高価なCDCを使いました。
色は、ダークダンのスポテッドを使いました。
(スポテッドの中でもダークダン色が濃い色を使ってます)
この工程でウイングの長さを調整します。
ボディの2倍くらいの長さにしてますが、お好みで♪
CDC2枚(表側を張り合わせる)シャンクに固定します。
ウイングのCDCを取り付けた後、ウイングになる方にコブを作ってウイングを立たせると写真のようになります。
立たせた2枚のCDCを真ん中で2分割(ストーク毎)し、広げ、写真左側のストークの付け根部分をアイ側に持っていき、スレッドで固定します。
上から写真で写すとこんな感じです。
ウイングにストークの先端が入っているのが特徴です。
これが、ウイングの耐久性アップに貢献してます。
ウイングの先端にマルチグル―をつけ、羽のような形状に整えます。
マルチグル―は、粘着性があるため、写真のような形状に簡単に出来ます。
ウイングの先端を接着剤で固定します。
やや粘性の高い瞬間接着剤を使います。
粘性の低い瞬間接着剤を使うとCDCに染み込んでしまい、せっかくの
柔らかいCDCの良さが半減してしまいます。
ウイングが完成しました。
次にアブドメンを作ります。
色合い的にTraut Hunterのダビング材のダークハニーはすごく良かったので、
こいつを使います。
タビング材を下記写真のように付けてから、
ポスト部分のCDCを取り付け完成です。
アブドメンのダークハニーの色、ダークオリーブのワールドターキーの色がいかにも虫っぽいです。
本日、6個作成♪
最近、テンカラを始めた父親にこんなフライを作って欲しいと依頼がありましたので、テンカラ用のフライも作成しました。
父の日用ですので、ハックルは、とっておきのマテリアルである
クリーのサドルを使いました。
テンカラ用フライは、下記のダビング材を使ってます。
Traut Hunter Pro Dubbing for Dry Flies
・Tannish Yelow
・BWO
・Dark Honey
・Pink Albert
Traut Hunter Caddis-Emerger-Nymph
・Tan
以上、父の日用の毛鉤セットです♪
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