Beulah Platinum Spey 11' 7" 4PC 5WT
投げるために確立されたSkagit Cast!!
当時G-Loomisのプロスタッフだったエド ワード達により確立されました。
2009年に発売されたSkagit masterというDVDの中で2年かけて体系化された
Skagit Castの詳細を知ることが出来ます。
その後、エド ワードは、Beulah社に移ることとなり、ジェリーフレンチとタッグを組み
新しいロッドやスカジットシステムを開発してます。
非常にわかりやすい解説と日本語字幕付きのDVDがFly Fiher誌の付録として付いてきました。
下記FMLのサイトからこの動画を見ることが出来ます。
エド ワードが使用しているのが Beulah Platinum Spey 11' 7" 4PC 5WTです。
5WTのロッドで簡単にダーティーホーを飛ばしてます。
実は、この動画の中で何度かエド ワードはキャストを失敗してます。
この時の裏話をサンスイ渋谷店の佐藤さんからお聞きしたのですが、
仲野さんがこのロッドに併せるスカジットラインを285grしか持って来なかったので、
非常に投げにくそうだったようです。
今回、私は、Beulah Tonic Switch Shooting Head の350grをあわせました。
このロッドは400grのShooting Headを投げることが出来るほどのパワーを持っているそうです。
北海道の本流~中流域の60越えのレインボーであればこのロッドで十分です。
知り合いから格安でお譲り頂きましたf^_^;)
今月号のFly Rodders誌に「全米では、ロッド自身が演出するキャスタビリティにおいて他社に勝って群を抜いている」という評価を得ていると記載されてますが、まさにその通りだと思います。
現在、3Mの接着技術を使った新世代のブランクを開発中とのことですが、現行モデルのブランクの
完成度があまりにも高すぎるため、かなり苦労しているのでは?と思ってます。
非常にこのコルクのデザインが好きです。
このコルクのデザイン(スイッチロッド)は、カスタムロッドで有名なR.B Meiserのデザインに
よるものです。
リールシートはブラックです。
これは、Platinumが販売された際に1年だけ販売されたモデルになります。
このブラックのリールシートが不評だったため、2年目からは、現行のシルバーのリールシートに
変更されたようです。
SAGE 3300D のリールにあわせました。
リール自体がブラック&シルバーですので、このブラックリールシートのビューラーロッドに
バッチリです。
スカジットラインは、Beulah Tonic Switch Shooting Head の350grをあわせました。
T8のシンキングライン(カスタムシンクティップ)がなかなか見つからなかったのですが、
先日ご紹介したベネッキ ウルトラストロングスレッド 10/0 を使ってシンクティップのループを
作成します。
後からシンクティップラインを両手で持ち、スレッドをグルグル回す工程があるので、
ボビンにスレッドを絡ませてます。
輪ゴムで挟んでもOKです。
シンクティップの長さは、5ft (約15cm)と6ft (約18cm)の2種類を作成しました。
こんな感じでループを作ります。
わかりずらいですが、上記写真のループ側も持って、ボビンをグルグル回して行きます。
こんな感じにスレッドを巻いたら、スレッドを仮止めし、切ります。
スレッドが解けないように粘着生の弱い(染み込み易い)ヘッドセメントでコーティングします。
ヒートガンとPVCを使って、右側のようにしても良いのですが、スレッドの擦り切れを防止するために柔らかいボンドでコーティングします。
ソフトタイプのボンドを使いました。
こんな感じです。
3時間でほぼ、固まり、24時間でシリコンゴムのようになります。
来週、サンスイさん主催のキャスティングスクールですので、このロッドで練習してきます。
都内近郊の中流域でも使えそうです。
今年はこのロッドのお世話になることが増えそうです。
【2013年2月17日】
ロッドのレビューは下記を参照して下さい。
非常に軽く、軽快にキャストが出来ますが、あらゆるミスをロッドのパワーで打ち消してくれる
12'6" #6と異なり、ブランクにパワーがあるビューラーと言えども、
基本に忠実かつしっかりとしたテクニックが必要となります。
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