カリタ式フライ(5)【ユスリカ(キロノ)】
※写真は後程掲載します。
今年は平年より気温が低く魚の活性が思うように上がっていないようです。
次週の釣行準備も含め昨日はタイイングDAYとなりました。
前回のカリタ式フライ【キロノSSピューパ】に続いて
今回もカリタ式ユスリカ各種のフライを作成しました。
※カリタ式フライでよく使われる「キロノ」とはユスリカ科の略称です。
【キロノピューパ♯18】
春先で最も重要なフライになるかもしれません。
水面直下すなわち水に沈めて使用するフライになります。
ユスリカピューパのアブドメンのカラーは大別すると
4種類!褐色系、赤褐色系、ダークグレー系、オリーブ系を
用意したいところ…様々な大きさのユスリカピューパが
存在するそうですが、羽化量が最も多いのが体調4mmのピューパ
とのことです。
昨年まではユスリカピューパのタイイングはスレッドのみで
作成してました。(セグメントはシルバーワイヤー使ってました)
今年はカリタ式のユスリカピューパです。
写真を見ると簡単そうに見えますが、これが結構手間隙かかってます。
スレッドで下巻して、ラップ素材とXXFのシルバーワイヤーを取り付けた後から
グースバイオット→シルバーワイヤー→ラップ素材という順番で巻いていきます。
ユスリカピューパの拡大写真を見ると、透明感のあるシャックに脱皮直前のセグメントが
透けて見える状態を上記のマテリアルで表現しているようです。
(マテリアル)
フック: TMC 206 BL ♯18
スレッド: TMC 8/0 ラスティダン
アブドメン: ラップ素材(包装用のポリプロピレンフィルム)
グースバイオット (トライコ、BWO、ブラッディブラウン)
シルバーワイヤー XXF
ソラックス:スレッドにシマザキフライトーンで着色し、
ヘッドセメントもしくは接着剤でコーティング
さらに1液性のポリウレタン樹脂でコーティングします。
刈田氏はセメダインSUPER X でコーティングしてますが、
あまりにも粘性が強く糸を引いてしまい上手くコーティング
出来ませんでしたので、上記方法に変えました。
【キロノスティルボーン♯20】
レッグにシャックが絡んで死んでしまった羽化途中ユスリカのパターン。
シャック長めのパターンと短めのパターンを作りました。
シャックが長めのパターンはシャックのフロータントをつければ浮きます。
短めのパターンは水面直下専用です。
(マテリアル)
フック: TMC 206 BL ♯20
スレッド: TMC 8/0 ラスティダン
アブドメン: ラップ素材(包装用のポリプロピレンフィルム)
グースバイオット (トライコ)
シルバーワイヤー XXF
ソラックス:トラウトハンターPDFD(ダークハニーとタンニッシュイエローのブレンド)
シャック:ヴェインファイバー・ダークシャック
【キロノSSスティルボーン♯20】
シャックが絡んで死んでしまった羽化途中ユスリカのパターンを演出したものだそうです。
インジケーターとショートウィングにはフロータントをつけるがシャックにはつけないで
利用するようです。
(マテリアル)
フック: TMC 206 BL ♯20
スレッド: TMC 8/0 ラスティダン
アブドメン: ラップ素材(包装用のポリプロピレンフィルム)
グースバイオット (タン)
シルバーワイヤー XXF
ソラックス:スレッドで形成後、シマザキフライトーンの茶色で着色し、瞬間接着剤でコーティング。
シャック:ヴェインファイバー・ダークシャック
ショートウィング:ヴェインファイバー・シナモン
インジケーター:ヴェインファイバー・ライトブラウン
本日作成のユスリカ3パターン♪
前回作成したキロノSSピューパ♯24も一緒に撮影♪
ユスリカ4パターン♩
カリタ式フライ専用のフライボックスも除々に増えてきました。
来週末はこいつでヤマメ狙います!!!
と思ったら来週末雨の予報(-_-;)
雨降ったらユスリカハッチしないし…
さらにクロカワゲラのハッチが始まったようです。
黒いストーンフライのパターン巻いておけばよかったかな?
まぁ、いいや!最悪、クロスオーストリッチと里見さんレシピの
メイフライニンフがあるし…(^_^;)
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