カリタ式フライ(4)【キロノSSピューパ】
ユスリカの総称をキロノと言うそうです。
今回はユスリカピューパを作成します。
カリタ式フライではラップ素材を使ってユスリカの
透明感のあるボディーを表現します。
(ラッピングピューパとも言います)
【マテリアル】
フック: TMC 206 BL ♯24
スレッド: TMC 16/0 ライトケイヒル
アブドメン: ラップ素材(包装用のポリプロピレンフィルム)
グースバイオット (トライコ、BWO、ブラッディブラウン)
シルバーワイヤー XXF
ウイング: ヴェインファイバー ライトブラウン(シナモンでも可)
ソラックスは、スレッドに水性ペンで着色します。
ソラックスは着色した後にヘッドセメントで出っ張りを作り、
1液性のポリウレタン樹脂でコーティングします。
あまりにも粘性が強く糸を引いてしまい上手くコーティング
出来ませんでしたので、上記方法に変えました。
【作成方法】
1.ラップを長さ10cm 幅1~3mmほどでカットします。
普通のカッターでは切りにくいので写真のような
ロール式カッターを使いました。
このままではスレッドに留めにくいので、アーク状の切り、
スレッドに取り付けます。
2.さらに、XXFのシルバーワイヤーを10cm程取り付け、
最後にグースバイオットをバービュールが表になるように
取り付けます。
3.グースバイオットとシルバーワイヤーを取り付けたら、
ラップ材を巻いていきます。ラップは強く引きしっかりと
ラッピングして下さい。
4.ラップが完了したら、ソラックス部分が盛り上がるくらい
スレッドを巻いてヴェインファイバーをたすき掛けで
取り付け、根元を1回転してV字状に立て、フィニッシャーで
止めます。
5.ソラックスのスレッドを着色します。
使ってます。シマザキフライトーンでもOKです。
6.着色した部分をヘッドセメントを垂らして、怪しい透明感の
ある色にします。さらに1液性のポリウレタン樹脂で
コーティングして、V字状にウイングをトリミングし、
完成です。
ウイング無しタイプもかなり釣れます。
スレッドで巻くだけであれば♯32でも巻けますが
グースバイオット、ワイヤー、ラッピングと細かい作業ですので
♯24のタイイングはかなりしんどかったです(^_^;)
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