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Hardy Perfect 3 7/8

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Hardy Perfect 3 7/8

Hardy製品に関しては、近代モデルを購入することが多かったのですが、
一昨年より本格的にSkagit Castを練習するようになり、欲しいと思っていたリールになります。

実は、現行品(Hardy Wide Spool Perfect Taupo 3 7/8)の1つ前のTaupo復刻版を

購入したいと思い、色々と探したのですが、なかなか入手出来ませんでした。

Wide Spool Perfectに関しては、サテン・ガンメタルグレーというやや青みがかったグレーが好きになれず、仕方無く、4'のSalmon Perfectを購入した経緯があります。

14'程のロッドを使う場合は、問題無い大きさでしたが、メインで使う12'5" もしくは、

11'7"のロッドにはやや大きいリールでした。

今回、オークションで程度の良いものが出ておりましたので、入手しました。
Hardy Perfect 3 7/8は、近年Skagit Materが使っていたことから、人気が高く、
最近は、このモデルの状態の良いものを入手するのも難しくなっているようです。
さらに程度の良いものとなれば…



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Hardy Perfectの歴史についてはあまり詳しくありませんので、より詳細情報は、
多数のビンテージPerfectをお持ちのYassy先生にお聞きしようかと思ってますが、
取り急ぎ自分で調べられる範囲でリールの特徴と大よその年代の特定を試みてみようと思います。

Web上を見ても、なかなかHardy Perfectの年代の特徴を体系的に記載されている

ページが無く、苦心しましたが、Web雑誌「ふらい人」の緑川氏の記載されている
情報が非常にわかり易かったです。

Hardy Perfectの年代別の見分け方として参考にして頂ければ…

Hardy Perfectの製造年は、1890年代が初期と言われてます。

材質、チェック機構、塗装方法等、いくつかの切口で年代を特定出来そうですので、
要素毎に記載していきます。



1.リールの材質の歴史

アロイ・パーフェクト
1894年~1905年
アルミニウム合金を使って軽量化されたパーフェクトになります。

この時代はブラス製のリールが多かった中で早くから軽量化を実現するために
アルミニウム合金素材を使ってリールを作成しました!それがPerfectの
出発点です。

ブラス・フェース・パーフェクト
1895年~1908年
アルミニウムがまだ信頼を得ていなかったことから、一部をブラス製に
したパーフェクトが発売されることとなったようです。

コントラクト・パーフェクト

1896年
非常に短い期間でしたが、リール本体が総アルミ製のパーフェクトとして誕生した
モデルです。スプール幅が狭く、リール直径が大きいモデルで、
上記ブラス・フェース・パーフェクトと並行で販売されていたようで、
当時は、アルミがまだ信頼されておらず、一年で市場から姿を消します。
ただ、1902年に再度改良版の総アルミのパーフェクトが登場しているようです。

その後、1917年には、オリジナルモデルがワイドモデルと呼ばれるようになり、
ワイドモデルとコントラクトモデルが1967年まで製造されることとなります。

1967年まで生産された2つのパーフェクトモデルが一旦製造終了となるのですが、
1978年にコントラクトモデルのみが再生産されます。このモデルは、
1978年~1995年まで生産され続けることとなります。

1967年以前のモデルとの区別方法は、ハンドルプレートの中央部分に膨らみがあることとの
ことです。また、この時期のモデルは、3種類で3 1/8、3 3/8、3 5/8となります。

後は、皆さんご存知のように、2008年に最新の素材を使ってPerfectが復活することと
なります。

さて、上記のことから、私が今回入手した3 7/8 Perfectは、少なくても1967年よりも
前のモデルであることがわかると思います。

2.チェック機構の歴史
Hardy Perfectの特徴を表す一つがチェック機構です。
チェック機構とは、リールに負荷をかけ、魚とのやり取りを容易にする機構のことですが、
詳細は、写真含めWeb雑誌「ふらい人」の2011年5月号、6月号を見て頂ければと思います。


■初期チェック(1891年~1904年)
■1905年チェック(1905年~1911年)C形バネの形状変更
■1912年チェック(1912年~1916年)C形バネから新しいバネへの変更
※これによりチェックトラブルが激減

世界大戦があり、コスト削減、簡略化によりチェックが変更
途中名前の変更等もあり、混乱期のように思えます。
■マーク3チェック(1917年~1918年)
■マーク1チェック(1919年~1920年
■マーク2チェック(1921年



様々な改良が行われ、俗に言われるDUPMK2チェックの完成版が1922年~となります。
■デュプリケーテッドマーク2チェック(1922~1967年)

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■現行チェック(Perfectとしては、1978年~1995年)
今でもPerfect以外のリールで採用されているチェックでデュプリケーテッドマーク2チェックを
左右対称に配置したものとなります。

ちなみに2008年から復活したバーストックパーフェクトでは、デュプリケーテッドマーク2チェックが
採用されてます。

3.塗装
黒鉛塗装に関しては、確固たる年代選定の根拠となる題材は見つからなかったのですが、
大よそ1910年以降~1940年頃までが黒鉛塗装と言われてます。

1940年代には、Spitfireと呼ばれる無塗装モデルも販売されてます。
1950年代からはエナメル塗装になります。

4.フット部分の材質及び形状
フットの長さ、フットの形状、フットの材質によって年代を見分ける方法も
あるようですが、確固たる情報がありません。
いわゆるロングフットと言われているものは、1940年よりも前のものが該当するようです。

5.ラインガード
ノーラインガードもしくは、メノウ、金属ラインガード等多々ありますが、
過去の年代を特定可能な材料なのか不明です。

ただし、セラミックラインガードに関しては、1995年のみの製造だったかと
思われます。

6.ロゴ
ラウンドロゴ、ストレートロゴ
これも過去の年代を特定可能な材料か良くわかりません。

さて、今回入手したHardy Perfect 3 7/8を見ると
1.リールの材質的観点から、少なくても1967年よりも以前のものであることがわかります。
2.チェック機能としては、デュプリケーテッドマーク2チェックですので、1922~1967年のものとなります。
3.塗装に関しては、黒鉛塗装では無いですので、1950年台~67年になるかと思います。
4.フット部分は、ブラス•リブド•フットになります。年代を特定できるかに

関しては不明です。この期間はノンリブドのものや、フット自体もアロイフットの
ものが混在しています。

5.ラインガードはありません。
非常に有名な1960年代後半のニュージーランド輸出モデルにはTaupoという刻印がありますがこのモデルには刻印がありません。

6.ロゴは、ストレードロゴです。

従ってこのリールは、50年代~67年までのモデルかと推測出来ます。



現行のWide Spool Salmon Perfect 4'との大きさ比較です。

リールの径も若干違いますが、

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やはり最大の違いは、スプール幅ですね。

現行のWide Spool Perfect 4'と比較してもやや軽いです。
当然か;^_^A

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今年、多くの本流で使うことになるであろうロッドとリールの組み合わせ♪

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イメージ 8

早速、ランニングライン50yds  50lbのOPSTランニングライン、Beulahの新しい

Skagit lineを取り付けてみました。

まさにぴったりの大きさです(^_^)

イメージ 9

早く北の本流に立ちたいなぁ~(;^_^A
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スカジットキャスト

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