新年初キャスト
毎年、年明けに釣りに行ってます。
昨年までは、うらたんざわ渓流釣り場に行くことが多かったのですが、
今年は、近場でキャスティング練習してきました。
キャスティング練習する際は、いくつかの課題を持って練習してきます。
今回の課題は、下記に設定しました。
1.ランニングラインストリッピング後のラインの持ち手の変更
2.昨年末に購入した10'3" 4wtのBeulahロッドでSkagit Castを
安定してキャスティング出来るようにする。
さて、1.ですが、ダブルハンドでキャストアウトする際、皆さんは、
回収したラインをどちらの手でどのように持っているでしょうか?
今まで私がやっていた方法は、
5回ストリッピングしたら、左手の小指に引っ掛け、4回ストリッピングしたら、
左手の薬指に引っ掛け、3回リトリーブしたら中指に引っ掛け…
丁度下記写真のような感じです。
弛んだラインを左手に持ってピックアップします。
昨年夏のSkagit Campで仲野さんに米国のSkagit Master達が
ランニングラインを6回リトリーブして、左手で持ち、
(右手の親指で押さえて)キャスティングする方法です。
キャスティングする際は、左手を使わず、右の親指のみでランニングラインを
押さえます。
写真で見てみましょう。
①まずはストリッピング!!右指でラインを滑らせ、左手でラインを手繰ります。
②さらに左側の人差し指にもっているラインを掴みます。
③人差し指のラインを右手に持ちます。
④右手に持ったラインを左手の親指に持って行きます。
⑤親指で2本のラインを押さえます。
⑦スィープ後、キャストアウトのタイミングで右手の親指を離します。
写真では若干わかりずらいですので、動画撮影してきましたので、
第3回Skagit Cast基本偏で動画掲載したいと思います。
ラインの持ち方が変わると、キャスティングにも影響してきます。
反復練習をして体で覚えるしかないです。
何故、このような持ち方をするのか疑問なのですが、恐らく、
下記では無いかと思います。
(利点)
①右手で弛みを持った方が水面からの高さを確保出来るため、
ラインが水に接触する長さが短くなること。
②キャストアウトした際に、ラインコントロールがし易いこと。
例えば、キャストアウトした後、ライニングラインの弛みの長さが短すぎて
(キャストアウトの力が強すぎて) 弛ませたランニングラインが
ラインに伝わるパワーを制限(コントロール)し、
綺麗にループがターンオーバーし、静かに着水させることが
可能となるようです。
キャストは常に同じ力で、距離とパワーは親指のみでコントロールする
といった感じでしょうか?
先日のサンスイさんのイベントで仲野さんがこの技を解説しておりました。
(欠点)
ラインの弛みがロッド前方にありますので、ラインをピックアップした際に、
リールに引っ掛かる可能性がある。
仲野さんのキャスティングを見ると、ペリーポークでピックアップする際に
親指と人差し指以外の3本の指でラインがリールに干渉しないように
コントロールしてました。
さて、2.の低番手ロッドによるSkagit Castですが、初心者の場合、
200grのSkagit Headをキャストするのはやはりかなり難しいと思います。
今回は、RIOのSkagit Max shortを使いました。
そろそろBeulahからTonic V2 shortの200grが発売されそうですので、
これで試して来ようと思ってます。
以前、Beulah 10'3" 4wtのプロトタイプモデルで同じくOPSTで検証していた
200grのSkagit Headでキャストした際、もう少しキャストし易かったですので、
もしかするとこちらの方が投げやすいかもしれません。
第2回Skagit Cast基本偏でSkagit Cast7つのステップを解説しましたが、
ほぼ完璧に7つの動作をこなさないとまともにキャストすることが出来ません。
逆に、7つの動作を完璧にこなすと、ロッドの推奨番手よりも軽量なラインを
使っても綺麗にキャストアウトすることが出来ます。
今回は、苦手とする右岸からのペリーポークを練習しましたが、なかなか上手に
キャストすることが出来ませんでした。
2時間くらいの練習でようやくキャストが安定し、動画撮影しようと思ったら、
何とカメラのレンズが結露で…ボヤけてまったく映ってませんでした。
動画撮影は次回に持ち越しになってしまいました(--;
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