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カナダスチールヘッド釣行(5日目)【最終日】

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カナダスチールヘッド釣行(5日目)【最終日】
とうとう最終日になってしまいました。
スキーナに来てからはあっという間でした。
恐ろしいことに、初日の午後に1匹確保してからスチールヘッドのあたりすらありません。
3日目はほとんど釣りをしていないにしても初日の1匹が無ければ相当焦っていたのだと思います。
渇水に晴天下、魚の活性が低い中での本日までの釣果は、仲野さん、下山さんのトレジャーハンティングメンバは、別として、Wさん3匹、Hさん1匹、Uさん1匹、私1匹、Kさん0匹です。
Kさんは、スチールヘッド問わず、ソルトウォーター等でも海外の釣りの経験が非常に豊富な方です。
いつも多くのスチールヘッドを釣ってらっしゃるのがKさんなのですが、Kさん曰く、ご結婚され、お子さんが生まれ魚の引きが弱くなったと…(>_<)
Kさんには絶対に1匹ゲットして頂きたいです。
本日はアランさんのガイドで私とKさん2名でスタートです。
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Kさんとボートの上で色々なお話しをしました。
すっかりKさんの人柄に魅了され、ファンになってしまいました。
本日は、昨日の雨から青空が見える程になり、温度が低くなりました。
釣り条件としては最悪です。
この景色も見納めです(T ^ T)
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アランさんが一番先に向かったのが、昨日のポイントです。
朝早くは活性が良くないのですが、まずは一旦昨日釣れた場所へ期待が高まります。
アランさんが昨日爆釣した場所に行って頂いたのは、恐らく仲野さんの調整があったのではないか?と思ってます。
この5日間の釣行期間内、仲野さんはガイドのトッドさん等と色々と連絡をしあっており、裏で綿密に調整をされてます。
3日目のブログにも記載しましたが、原則ガイドさんに、ここに行きたい!等を依頼するのはNGです。
何故かというと、多くのガイドさんがいて、彼らとの場所の割振りもあり、事前に調整が必要だからです。
私自身もアランさんに対して、今日も昨日のポイント行こう!!とは言っていませんが、はじめに行った場所が、昨日多くのスチールヘッドが目撃され、2匹の釣果を生んだ場所です。
有名ポイントなので、誰かに荒らされる前に一度釣っておきたいという思いもあったのかもしれません。
早速到着した時、何故か昨日とは違う違和感を感じます。
「魚っ気が無い?」
私は、当初、朝一で到着したこの場所を前日の場所だとは思わなかった程、雰囲気が違っていたのです。
そう感じた一番の理由は、減水だと思います。
昨日ポイントだと感じた浅瀬がほとんど陸になってしまっており、魚の着き場所が無くなってました。
本日は、2人でのガイドフィッシングになりますので、Kさんが上流側の前日、私がスチールヘッドを目撃した場所を…
私が下流側の浅瀬の昨日2匹釣ったポイントを下ります。
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減水した区間を無理にスイングさせようとして、頻繁にフライが石に引っ掛かります。
狙い方は、1本目のキャストを30度の角度でキャストアウトし、岸際を探る。
そこで反応が無ければ60度の角度でキャストアウトし、駆け上がりを狙うようにキャストしていきました。
1歩ずつ小刻みに釣り下り念入りに探ります。
2時間近く粘ったでしょうか?
まったく反応がありません。
昨日のスチールヘッド達はどこに行ってしまったのでしょうか?
考えられることとしては、
1.今回のポイントは、スチールヘッドパスになっていたが、減水の結果、魚が休むポイントが無くなったため、上流に上ってしまった。
2.まだ朝一であり、魚の活性が上がらず、魚がいるにも関わらずフライに見向気もしない。
3.メンディングに問題があり、魚が反応しなかった。
4日目までの釣果を見ると、私が1匹釣ったところで、翌日に1匹を…
別の場所でも同じポイントでスチールヘッドを釣ってます。
その法則で言えば、本日確実に釣果があっても良いはず…
それにも関わらず魚からの反応がまったくありませんでした。
2時間程粘りましたが、魚からの反応が無いため、アランさんは、
「次のポイントに行きましょう。夕方もう一度来てみましょう」と…
く~!!ここで一匹釣っておきたかった。
Kさんも魚からの反応がまったく無かったとのことで、次のポイントへ向かいます。
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次のポイントは比較的深く、やや重い流れが特徴のポイントです。
アランさんに私のフライボックスを見せ、「どれで行く?」とアドバイスを貰うと…
アランさんはニヤッと笑って「これで行こう」と…
白とオレンジのパターンです。
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このパターンのイントルーダーがスチールヘッドに興味をもたらすカラーなのかアランさんも気になっていたとのことです。
う~ん!ガイドさんとの検証って楽しい♪
アランさんは年間400本程のストリーマーをタイイングするようです。
カラーシフトにもかなり拘っているようです。
写真は撮りませんでしたが、青色のチューブストリーマーの名前は「Blue Moon」と名付けてました。
青色のフラッシャブーが混じった綺麗な色のパターンでした。
昨日は、手前の方を探ったのですが、本日は、先行者がいることもあり、若干確度を付けて60度くらいの角度で
やや飛距離を出し、面で探りを入れます。(アランさんからそう指示されます)
複数人で行く際のマナーとなるのですが、例えば3名で同じ場所を釣る際、まずは、20m間隔でキャストを始めさせます。
先行者は、くるぶし位のところで30度程の角度で岸よりを攻めさせ、次の人は、膝下45度位の角度でキャストします。
最後の人は、膝位まで入り、60度くらいの角度でキャストさせてます。
ガイドさんは、どこで釣ったか?どんなフライで釣ったか?その時の気温、天候、狙い等をすべて記録されているとのことです。
過去の実績と照らし合わせ現在の状況をみてゲストをどこに釣れていくかを決めてますので、ゲストもそれに協力することがマナーです。
数ヶ所のポイントを巡ります。
魚の反応がありません。
キャスティングはものすごく安定してました。
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あるポイントで途中車と徒歩でポイントまで来た人とかち合います。
ジェットボートで移動出来る我々は場所を譲ります。
「Good Luck!」
アラン曰く「場所譲ったから良いことあるよ♪」
時間が経つのは、早く16時になりました。
「さぁ、もう一度あのポイントに行こう♪」
今度は私が後ろ側のポイントをKさんが前側のポイントを釣り下ります。
ここが最後だ!!
とにかく慎重に釣ります。
今度は私が遠くのKさんのキャストを見ながら後ろから釣ります。
Kさん何とか1匹を…
そして自身のサイズアップを…
時間は無情にも過ぎて行き、18時になり全ての行程の釣りが終了しました。
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2日目以降で生体反応を感じたのはたったの1回です。
スチールヘッド釣りの難しさを垣間見た気がします。
アランと記念写真♪
ちょっと残念な表情かな?
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カナダ スキーナリバーのスチールヘッド釣行!
そこには究極の釣りがありました。
初めての釣行でその一端は見ることが出来ました。
大きな魚を釣る、遡上したてのフレッシュな魚の引きを味わう、雄大な景色の中で釣りをする…自身が考え、作ったフライで釣る。さらには、自分で魚を探し、様々な自然の摂理を鑑みて釣る…懐疑的な邪念を超越して釣りをする…
色々な楽しみ方があると思います。
今日釣れなかったのは心の何処かに昨日より減水しているし、こんな浅場にスチールヘッドがいるはずもないという邪念があったことも影響しているでしょう。
これは日本に戻って来てから知ったのですが、Wさんが今回の釣行で3匹のスチールヘッドを釣り上げる前に岸から2,3歩入ってくるぶし位でキャスティングを始めた際に、何と、岸と立ち位置の間をスチールヘッドが横切ったという体験をされたそうです。
そこで一切の邪念が払拭され、Wさんはその後3匹をゲットすることが出来てます。
一方私は、初日に浅瀬で釣ったのに30度~60度にかけての意識を捨てきれなかったのが釣果の差に結びついたのだと思います。
恐るべしWさん…(^◇^;)
Kさんも残念な結果に…
3月中旬の渇水かつ気温が低い状態における釣りです。4月に入ると雪代が入り川は増水となり温度が上がれば、今回とはまったく違った釣りになるようです。
今回は天候に非常に恵まれました。
この時期のスキーナは大雪あり雪代による大増水ありと非常に難しい釣りとなりますが、ウインターランのスチールヘッドの引きを味わってしまうとこの時期にターゲットを合わせたくなってしまうというのも良くわかりました。
そして、必ずまたリベンジに来ます(^∇^)
ボートランチがあるこの鉄橋前からスタートし、そしてここに戻って来る。
多くのスチールヘッダー達を見てきた鉄橋♪
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この鉄橋も見納めです(T ^ T)
ちなみにトレジャーハンターチームのお二人は…
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流石です(^◇^;)
ちなみに下山さんのこのスチールヘッドはサイトフィッシングでゲットしたようです。
浅瀬にパシャンと尾びれが見えたそうで、20回程キャスティングしてキャッチしたとのこと…
その晩は、ステーキハウスで乾杯です。
トッドさんもアランさんも来てくれて…新参者の私を温かく迎えて頂いた皆さんに感謝です。
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こんな素晴らしい体験をサポートして頂いた仲野さん、下山さんに感謝、感謝です。
次回のブログはこのカナダ釣行を通して良かったグッズやテクニックをまとめます。
それと私の備忘録になってしまいますが成田→バンクーバー→テラスへの行き方、荷物の預け方編です。行きに私、大変な過ちを犯し、荷物受け取れなくなるところでした(^◇^;)
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