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第1回 Skagit Systemの基本♪

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第1回 Skagit Systemの基本♪
 
ダブルハンドのフライフィッシング
何故こんなに興味を持ってしまったのでしょう?
 
ダブルハンドを始めたきっかけは、サンスイ渋谷店でスカジットキャストの産みの親、
エドワード氏、Jフレンチ氏との出会いだと記憶しております。
 
いつものように何気なくお店に行くと、背の高い外国人と中くらいの外国人2名が
サンスイ渋谷店にいらしていたところをばったりお会いしました。
 
その時は、ダブルハンドにはまったく興味が無く、ただただ、彼らが持っていた
大きなフライボックス(ホームセンターで売ってそうな…)にカラフルかつ大きい
ストリーマーが入っていたのを鮮明に覚えてます。
 
何を釣るためのフライだろう???
 
そのフライがイントルーダーとダーティーホーというフライだということを知るのに
そう時間はかかりませんでした。
次月号のFF雑誌(2誌)に彼らの名前とフライの作り方が記述されておりました。
 
書籍からでは、タイイング方法が非常にわかりずらく、フレンチ氏本人がタイイングした
イントルーダーとダーティーホーを入手し、その質感が明らかになりました。
 
サンスイ渋谷店の佐藤さんから誌面ではわかりずらい部分のタイイング方法をお聞きし、
イントルーダーやダーティーホーといったフライを作成することとなります。
その後、100本以上巻くことになるとは夢にまでも思いませんでしたが…
 
こうしたスティールヘッド用のフライに興味を持てば、当然キャスティングにも興味が
沸いてくるわけです。
 
スカジットキャストが何ぞや?ということもわからず、ネット上を色々と調べ、
スカジットキャストがスペイキャストの一種だということを知ります。
 
イントルーダーやダーティーホーをキャスティングするために考えられたキャスティング方法ですので
、おのずとダブルハンドは、スカジットキャストを練習することとなります。
 
私自身は、都内という立地条件等含め非常に恵まれた環境でスクール等に通うことが
可能です。
また、最近では、日本のスカジットマスター仲野さんからスカジットキャストを教えて
頂ける環境にあります。
 
スカジットキャストを始めて、まだ1年半ですが、自身が学んだこと、キャスティング方法等
含め記載して行こうと思っております。
 
スカジットキャストと言っても特別なキャスト方法があるわけではありません。
既存のダブルハンドのキャスティング方法を応用してキャストするのがスカジットキャストです。
他のダブルハンドとの最大の違いは、そのラインシステムと言っても過言ではないと思います。
 
これから数回にわたり、Skagit Systemの基本と題してスカジットシステムの成り立ちや
作成方法、様々なライン等が販売されている中で私が使用した感覚(個人の主観です)
等含めブログにまとめていきたいと思ってます。
 
その後、Skagit Cast基本偏として、スカジットキャストについて1つ1つ分解写真や動画等を
交えて公開していきたいと思っております。
 
スカジットキャストの教則本に関しては、最近販売された仲野氏の「The Skagit Cast」が
最も参考になる教材だと思います。

自身の経験から、一般的にこのように教わるが、こう教わったら今まで
出来ていなかったことが、出来た♪
といった経験等も含め記載していこうと思っております。
 
基礎編は、これからスカジットキャストを始めたい方向けとなります。
さて、それではSkagit System基礎編です。
 
 
Skagit System基礎の基礎♪

 
Skagit Systemでは、ラインシステムは以下の構成になります。
リール側から
1.バッキングライン
2.ランニングライン
3.スカジットヘッド
4.シンクティップ
5.ティペット

1.
バッキングラインに関しては、通常使用するもので問題ありません。
魚の大きさに合わせてポンド数を選択してください。
 
2.
ランニングラインに関しては、大別すると下記3つになるかと思います。
①モノフィラライン
Skagit master達が最も利用するランニングラインです。
絡み安いといった弱点はありますが、他のラインと比較して、飛距離が
望めます。(OPSTレーザーランニングラインがお薦めです)
②ブレイテッドコア
モノフィララインをPVC等でコーティングしているランニングラインです。
ラインが太くなりがちですので、大きめのリールを使う必要があります。
PVC効果でリトリーブし易く湖の釣りで重宝してます。
(Airfroのリッジシリーズのランニングラインがお薦めです)
③フローティング
通常のフライラインと同じ構造です。
私自身は、あまり使いません。
 
下記写真は、OPSTレーザーランニングラインです。
巻き癖の取れ易さ、コーティングの滑らかさ、撥水効果等最新のランニングラインです。
 
イメージ 1
 
3.
さて、ランニングラインの先に着けるのがシューティングヘッドです。
スカジットキャストの場合、最も大事なシステムがシューティングヘッドです。
この形状により、飛距離や投げ易さ等がまったく変わります。
シングルハンドからダブルハンドに移って最も驚いたのがヘッドの違いによって、
ここまで変わるか…ということでした。
シューティングヘッドに関しては、また、別の回に詳細を記載したいと思います。
 
イメージ 8

Beulahの最新ライン Tonic V2です。

ランニングラインにループ to ループで接続します。

イメージ 2
 
黒字で印刷されている方が先端側(リールとは反対側)になります。

イメージ 3
 
 
今更ですが、一応ループ to ループの方法記載します。
ランニングラインのループををスカジットヘッドのループに通します。

イメージ 4
 
スカジットヘッドの他端を下の写真のようにランニングラインのループに通し、
引っ張ります。

イメージ 5
 
4.
シンクティップも同じようにループ to ループに取り付けます。
スカジットキャストの最大の特徴がサスティンドアンカーすなわち、
このシンクティップを水に漬けた状態でキャストすることです。
シンクティップに関しても作成方法や使い方等含め別の回で詳細を
記載したいと思います。
 
写真は、T-8 10feetのシンクティップです。
 
イメージ 6
5.
最後にシンクティップの先端にティペットを着けて完成です。
ティペットの長さは1~2mくらいです。(肩幅くらいが平均)
ティペットは、フロロの0Xもしくは、2Xを使ってます。
ティールヘッド等は、さらに太いティペットが必要ですが、
日本の魚に関しては、0X(イトウは歯が強いからもう少し太くて良いかな?)で
十分だと思います。

イメージ 7
 
これで、Skagit Systemが完成です♪
 
各々詳細は、 別の回で記載しますね!!!

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スカジットキャスト

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