カナダスチールヘッド釣行（4日目）
さて、昨日は非常に多くのことを学ばせて頂き、本日よりガイドフィッシング再開です。
本日は、２日目にガイド頂いたアランさん♪
同行者は、昨日までに２本のスチールヘッドを上げているWさん、１日目、２日目に同行頂いたUさんと私の３人です（＾_＾）
Wさんが何故、これほど釣れるのか？しっかりと学ばせて頂きます♪
本日の天候はスチールヘッド釣行初めてのほぼ終日雨になりました。
冷たい雨の中の釣りは厳しいものがありますが、釣りにとっては恵の雨なのだそうです。
スチールヘッドはピーカンでは遡上しないのだそうですが、雨の日は多くの魚が遡上します。
ただし、いつも手持ちで撮影しているOSMO MOBILEは防水性がありませんので、別の鞄にしまっておきます。
この日までに釣果があったのは、仲野さん、下山さんコンビを除いては、
Wさん2匹、私1匹の計3匹です。全てガイドがトッドさん♪アランさんは少し焦っていたようです。
本日は、絶好調のWさんと一緒ですので、何とかアランさんにほっとして貰いたいよね。と事前に話してました。まだ釣果の無いUさんにも何とか1匹釣れて欲しいところです。
４日目は、雨のため、あまり撮影してません。
記録はすべて防水のiphoneでOSMO MOBILEを使って4K動画で撮影してます。
4K動画であれば、後から動画の画像を切り出して写真にすることが可能だからです。
ところがこの日は、防水仕様ではないOSMO MOBILEを使うことが出来ないため、釣れた時だけiPhoneで撮影しようと思っていたのですが…
2日間晴天が続きましたので、恵みの雨となるか？
午前中は、Wさんのドリーバーデン1匹でした。
スチールヘッドでは無いとはいえ、魚からの反応を逃さないのは何かあるに違いない…
Wさんからお聞きしたところ事前にキャスティングを30度くらいの角度でキャストアウトし、ほとんどメンディングせずそのまま岸際の浅い部分を流しているとのこと。
3月中旬のウインターランで魚がいるのは、岸から５ｍ以内の駆け上がりもしくは、さらに岸際です。
Tipは、Commando Tipの132gr S2/S3を使いますが、少しでもフライを沈めてしまうと、石に引っ掛かってしまうため、
30度でキャストアウトした後はそのままとにかくゆっくりとスイングすると釣果に結びついたとのことでした。
ただ、後ろからWさんのキャストを見ると30度ではなく、45度くらいにキャストしているのです。
しばらくWさんのキャストを見て観察していると驚くべきことに気づきました。
Wさんのキャストアウトは、45度の方向にしているのですが、フライが着水した際に、川の流れに並行になるようにHeadが着水しているのです。
恐らくこのことはご自身でも気づいていないのだと思いますが、Wさんのキャストは、３クォーター気味にキャストアウトされており、しかも非常に和らかくキャストしているので、
ターンオーバーし、着水した際、Skagit Headがカーブキャストをした後のような状態になっているのです。
しかも、Wさんは、右岸でキャストする際もロッドを持ちかえて左手を上にしてキャストしますので、右岸、左岸共にカーブキャストのような奇跡になるのです。
こりゃ～！！！真似出来ないや（－－；
天性のものだし…
このキャストはターンオーバーのタイミングと着水のタイミングが一致しないと実現出来ないのですが、今回スチールヘッドは駆け上がりよりも岸よりだったため、キャストする飛距離はどこでも同じです。今回のような状況下ではこのキャストがずっと出来れば大きな釣果をもたらすことが出来ると納得しました。
このキャストをテクニックで実施しようとするとカーブキャストしかありません。
カーブキャストを少し練習しておくか…（＾＾；
ただし、30度の角度でキャストすることは出来るので、川の流れに対し鋭角にキャストするようにしました。
私が最初に釣ったのはイントルーダーでしたが、今回のスチールヘッド釣行では、イントルーダーのように少しでも錘があると石に引っ掛かり易く、むしろノンウェイトの軽いチューブフライを使うと効果的だったようです。
トッドさんや、アランさんが持っていたノンウェイトフライは、下記のようなものです。
マラブーのチューブフライですが、巻き方にアイディアがあり、水の中でボリューミーになるような仕掛けがあります。
今度作ってみよう♪
今回狙っている場所は、北海道ですらフライが引っ掛かってしまうため、キャストを躊躇してしまうような超浅く石がゴロゴロしているようなところです。
このフライがあれば、今後、北海道の水深の浅い瀬でも使えると思います。
ただ、このフライには1つだけ問題があります。ウェイトが無いため、キール型にならないです。
今後、この弱点を補うための方法を考えてみたいと思ってますが…
結局、午後２時頃までスチールヘッドの当たりすらない状態でした。
今回連れて行って頂いたポイントは、スイングがしやすく本当に素晴らしい場所ばかりだったのですが…
午後３時になり、最後の場所に移動します。
幾度と無く大物が釣れた場所…
ボートで停泊するや否や魚のいる感じが直感的にわかってしまうような流れです。
ここは集中しなきゃ♪
先頭をWさん、20m間隔でUさん、最後が私です。
ラインをほとんど出さずにキャストし、少しずつラインを伸ばして行きます。
何度かそれを繰り返し、まだランニングラインまで出していないまさにその瞬間のことでした。
「カツン！！！」
「うわ～！！！フッキングしなかった！！！」
初日依頼の3日目ぶりの生態反応は、明らかにスチールからのものでした。
スチール以外ではドリーバーデンが釣れるのですが、ドリーバーデンの場合、
モゾモゾモゾという当たりがあります。
実は、今回のスチールもドリーバーデンのあたりに凄く似ていて、何度がチャレンジしてくるのですが…
今回は、カツンというフライを引っ手繰ろうとして取り損なった反応でした。
くそ～！！！
いや、まだいるはず♪
慎重にキャストを続けます。
途中、痛恨のイントルーダーを石に引っ掛けてしまうアクシデントがあり、なかなかうまくメンディングが出来ません。
と…その時でした。
先頭で釣っていたWさんに当たりが…大きな飛影も見えました。
ガイドのアランさんは、ボートに何かを取りに戻ったらしくアランさんに対し、私は、「アラン！スティーリー！」と叫びました。
アランもそれに気づき大至急ランディングネットを持って走って行きます。
私もロッドを片付けようとした時、またしてもフライを石に引っ掛けてしまい、何とか、場を荒らさずにフライを回収し、リールで巻いていたその時、大きなスティールヘッドがそのフライを追って来たのです。
うわぁ～！！
このポイントにはスチールヘッドがいっぱいいる。
とにかくロッドを置いて、一目散でWさんの元へ、Wさん、未だ取り込めず何度もランディングチャレンジしているところでした。
iPhoneを取出し、動画を撮影しながら何度も掛け声をかけます。
「がんばれ、がんばれ」、「絶対にフックは外れない」、「大丈夫」…
そして、何度かのランディングチャレンジの末、銀ピカの大きな雌のスチールヘッドを捕獲♪
Wさん、これで3匹目のスティールヘッドです。凄い♪
これだけ多くのスチールヘッドを釣っているWさんですが、こんな銀ピカなスチールヘッドは初めてのことだそうです。
雨が降り、一気にスチールヘッドが遡上して来たのでしょうか？
3日間当たりが無く、責任を感じていたアランも満面の笑顔♪
アランが持ってきているウィスキーで美酒を飲み…
私は、一度、元の場所に戻ります。
Wさんは、1匹を釣ったので、少しお休みです。
Wさんが釣っていた場所をUさんが釣ります。
私が釣りを始めたまさにその時でした。
なんと…Uさんにもスチールヘッドが…
うわ～
慌てて、ロッドを置き、また一目散で50m先のUさんの元へ…
Uさん今度は、雄のスチールヘッドを捕獲どちらもでかい♪
Uさんのスチールヘッドの写真が無かったのでブログへの掲載が出来なくて残念ですがWさんのスチールヘッドと同様20lbクラスでした。
最後は、私だけ…
よし…何とか３人で…
Wさんも私の横で応援して頂き、集中力を持ってスイングしましたが…
既に18時を回っていたこともあり、これにて終了（T0T)
悔しい～！！！！
ここにいっぱいスチールヘッドいるのにぃ～！！！
一人悔しい気持ちで現場を後にしました。
いずれのスチールヘッドも大きかっただけに残念。
明日もここに来たいなぁ～
ホテルに帰ると釣果の無かったHさんに待望の一匹が…
しかもでかい！砲弾のようなスチールヘッド20lbは、優に超えてます。
そして、ガイド役の仲野さんもスチールヘッドの通る道を掌握したようで…
下記の画像は下山さんが撮影した動画から切り出したものですが、
この動画、何とスチールヘッドをハンドランディングしてます。
後日、お許しが出れば動画編集の上公開します。
これで釣果の無いのは、いつも多くのスチールヘッドを釣っているKさん１名になります。
何とか、Kさんに最後に一匹釣って欲しいなぁ。
そして私もサイズアップしたいなぁ～
そんな思いを胸に翌日は、Kさんと私の２名がアレンのボートに乗ることになりました。
本日は、Wさんのおごりでステーキです（＾_＾）
久しぶりに酔っぱらってしまい、風呂に入って寝ました。
明日は最終日♪
がんばるぞ！
コメント